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ぎっくり腰と腰痛には丹田を 8

開始姿勢のつくり方


点でなく面で座る 続き

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上の写真をみてください。

楽な姿勢で座った状態を、骨模型を用いて載せています。
座ると、「坐骨結節」という部分に圧が加わることを、まずは理解してください。

そして、この坐骨結節にどう圧をかけるかが、開始姿勢のポイントになります。

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左の写真の状態を点支持の状態と名付けます。
(楽な姿勢だと点支持になります)

点支持の状態は、良い姿勢を作っても支えが点で不安定なため、筋肉をより働かせ、安定させなくてはいけない状態といえます。

このため、筋肉が疲れたりしやすく、脱力すると姿勢が崩れます。
(点支持なので骨盤が転がりやすいのも、崩れる理由になります)


反対に、右の写真の状態を面支持の状態と名付けます。

面支持の状態は、良い姿勢を作っても支えが面で安定しているため、筋肉を最小限の働きで、良い姿勢をキープすることができる状態といえます。

これが丹田呼吸法の開始姿勢であり、面支持のため脱力しても骨盤が安定し、崩れません

さっそく実践してみましょう。

開始姿勢のつくり方

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まず、脚を広めに開きます。

これは腰を反らずに、脱力しても良い姿勢を作るには骨盤を前に倒す必要があるからです

試しに脚を閉じて骨盤を前に倒して、良い姿勢を作ってください。

脚の付け根に負担を感じるか、腰が反るかのどちらかだと思います。

脚を広めに開き、骨盤を前に倒していきます(下の写真を参照)。

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どこまで倒すかは、坐骨結節が面支持になるまでです。

お尻の下に手を入れて、骨が一番飛び出ているところを探してください。
そこが坐骨結節です。

骨盤を前に倒していくと、手に加わる圧が減るところが出てきます。
男性は睾丸の辺りで、女性は膣の辺りに圧を持っていくイメージです。

あれ?だいぶ前じゃない??
そう感じたあなたは正解です。

そして、写真の様に頭が前に倒れます。

このとき、腰に力は入れず、腹圧を感じてください
そこから体を起こしていくのですが、この起こし方が大切

お臍のうえ2cmの所に横シワ
があると思いますが(ない人は、体を丸めると出ます)、その横シワより上の「みぞおち」を自然と起こしながら、頭を骨盤の直上に持っていきます(頭を天に持っていくイメージで、下の写真の状態です)。

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この辺かしらと感じたら、一気に脱力してみてください。

姿勢が崩れず、腰に力が入らず、腹圧を感じた状態であれば丹田呼吸法の開始姿勢になっています(下の写真の状態です)。

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もちろん、この姿勢でじっとしているわけではありません
この姿勢の状態から、体を様々な方向へ動かすことが大切です。
モジモジ?ユラユラ?と動いているだけでも、腰の負担が緩和されることに気づきませんか?

動かし方でオススメなのが、海の中の海藻のようにユラユラ揺れる動きです(^-^)

さて、もう一度おさらいです。

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是非、お試しください。

次回は、丹田呼吸についてお伝えします。



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