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リハビリって何だろう??

土屋君、私が若い時はね、リハビリは訓練をさせる仕事だったんだよ

山嵜勉先生は私にこう話してくれました。
(そろそろ形態構築アプローチの情報も更新していきます!)



『リハビリって何だろう??』


あなたも考えた事ありませんか?


リハビリって何だろう…と改めて考えて「自分の哲学」をもって仕事をすると、仕事がより楽しくなったり、将来に対する不安や愚痴を言うのではなく希望を持つようになたったり、誇りをもって仕事ができるようになると感じています。

もし、あなたがリハビリに携わる仕事をしているのであれば、是非一読いただき、「リハビリとは…」と考えてみてくださいm(_ _)m

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リハビリテーションと日本の文化


リハビリって何だろう…?

この疑問に対する答えをもつために、まずは「リハビリの歴史」について簡単に触れていきます。これは、山嵜先生から教わったことをそのままお伝えしています(^-^)

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そもそも日本にはリハビリテーションという概念が導入される前から、マッサージを含めた後療法という「治療の概念」が存在していました。
日本の文化においてマッサージは治療であり、古くから浸透していたので、病院では多くのマッサージ師が活躍をしていました。

現在、多くの病院で働いているリハビリのスタッフは、マッサージ師ではなく療法士と呼ばれています。この療法士は患者から「マッサージが効きました」という言葉をかけられると、「今のはマッサージとは違います」と不機嫌になったりします。
でもよく考えてみると、言ったその人にとっては「治療の意味」が含まれているのだと私は感じています。

そして、私はマッサージを含めた後療法という治療の概念は、日本の文化としてもっと大切にすべきだと考えています(^-^)


さて、マッサージなどの後療法という「治療の概念」が浸透していた日本の文化に突如、リハビリテーションという概念が50年ほど前に導入されました。

このリハビリテーションの概念は「治療ではなく訓練」としてアメリカから導入した背景があります。

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アメリカのリハビリテーションの概念は、空軍の軍医が考案したものです。

第二次世界大戦で多くの戦病者が誕生し、この人たちは皆、若くして生活に支障を来す人たちでした。この人たちの生活を国が保障をするわけですが、ただお金をかけるだけでは国が損をしてしまいます。

そこで、「もう一度働けるように訓練をして、経済が少しでも回るように対応した」のがリハビリテーションの始まりです。

また、私たちは「自立した生活と自立した生き方」が大切であるといった価値観が存在しています。

この国の考えと私たちの価値観がうまく合致し、人生の為にも、そしてアメリカ経済の為にも「障害をもっても生活できる機能を獲得する」ために訓練をしていったのがアメリカのリハビリテーションです。


さて、こうしたリハビリテーションの概念を日本の文化に導入したらどうなったのでしょうか…


山嵜勉先生はこう言っています。

「日本人は訓練ではなく治療を求めています」

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「この障害は再び歩くことが難しいので、歩行器で歩く訓練をたくさんして、自宅で生活できるようになればゴールです。また外出は車いすが必要ですよ。」と説明されて「はい、わかりました。歩行器を使って自宅で生活できるように訓練を一生懸命します」とはなかなかいきません…

私がもしこのように言われたら「この障害でも再び歩けるよう可能な範囲、カラダの機能を高てほしい」とリハビリの専門家にお願いします。そして「そのために出来ることはなんでもしますので、いろいろ教えてください」と言います。

こうして考えてみたら私たちの仕事って「治療を要求されているんだ」と改めて思うようになりました。そして、このことを再認識することで、リハビリって何だろうという答えが私の中ではっきりと見えてきたのです。


H28.2.6山嵜先生

山嵜勉先生に初めてお会いした時、私にこう言ってくれました。
療法士にしかできない仕事とは何かを考え、自己研鑽を続けてください」と。

リハビリって何だろう??
あなたの答えは何でしょうか。
是非、少しの時間立ち止まって考えてみてください。

そして、要求に答えるために一緒に切磋琢磨していきませんか(^-^)
賛同してくれる仲間を募集中です(笑)
良ければご連絡くださいm(_ _)m

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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