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【メンバーシップ向け記事】語学書って難しい

今月から非常勤講師としてお邪魔している大学には、大阪時代に知り合って以降現在も交流のある先生がおります。それから私も彼も大阪を離れ、なんなら国も離れたりなどして、今自分の生まれ故郷たる長崎で再び顔を合わせているというのはなんとも不思議な感覚ではあるのですが、そんなわけで最近は毎週顔を合わせており、授業が終わったころ合いで昼食をご一緒する機会も増えました。

で、いろいろなトピックで話をするのですが、トルコ語の教科書の裏話を聴く機会がありました。私自身は彼の著したこの教科書、かなりよいものだという評価をしているのですが、

アマゾンレビューのこの辛辣さ。1冊目としては難しすぎるだの、付属のCDに日本語が入っていないだの、点数を低くしているレビュアーがいるのがとても残念です。個人的には、なぜ1冊目の教科書であることが前提になっているのかとか、いやあCDに日本語が入ってないとわかりづらいっていうの、それってただのご自分の感想ですよね?とか思ったりはするわけですが、まあもちろん一度世に出た本については、多くの読者に感想と評価が委ねられるということはあります。どのような感想を持たれても仕方がないんだよなというところはある。

それは私ももちろん理解しているつもりでいますが。

ちなみに私個人はそもそも語学書の付属CDで、文ごとにいちいち日本語を当てていくのはまだるっこしくて好ましいと思ってないのですがみなさんはいかがでしょう?

ともあれ、文法項目をかなり網羅的に押さえるのが語学書のセールスポイントの一つということであれば、少なくともこの点においてはギュルベヤズ著の上記トルコ語語学書は大川氏のニューエク、ステップアップ2冊分よりも優れている点と言えます。これらの語学書、どれも持っておいていいかもしれませんね。

まあそれはそれとしまして。ここからが本題。

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