見出し画像

たまには言語学の新書を

私がnoteで主に扱っているテーマはどちらかというと語学周辺の事柄で、言語学のほうにはあまり言及しません。もちろんどちらも自分がフォローしているジャンルではあるのですが、言語学についてはあまり書けることがないというか。

そちらについては、自分よりももっと適した書き手が世の中にたくさんいるだろうからと思っている部分が大きいでしょうか。もし自分の専門の言語が日本語や英語だったなら、またアプローチの仕方も変わっていたかもしれませんが。

せっかくテュルク諸語を守備範囲にしているのであれば、そちら方面のことを書く方がより需要が大きいだろう(たぶん)と考えてもいます。noteやツイッターでの話題のチョイスは、そういったことによるというわけです。

まあ御託はひとまずおいといて。言語学の本、新書を一冊久しぶりに購入しました。

著者は長崎出身の作家で言語学、情報科学のエキスパートでもある、川添愛さん。昨年地元の新聞でも人物がピックアップされていて、それで「ああ、同郷の方だ」と知ったのでした。

上記の『ヒトの言葉…』はもちろんまだ全部読めてはいませんで、今第1章をぱらぱらと読んでいるところです。が、自分にとってはコンピュータに関連する話はほとんど知識がなかったので、とても新鮮な内容で勉強になります。通読したら、また感想など言及しようと思います。

近年、各種の学問が「役に立つ」かどうかという話でSNSでも盛り上がっているようですが(私自身はその議論自体が不毛だと思っていますが)、こういった本を手にすると、勇気をもらえるような気がします。

とにかく、面白そうと思ったら勉強しよう。
役に立つ立たないの話は、それからでいいよね。

というのが最近の私の考えていることです。

さて、川添氏はすでに何冊も本を公刊されているのですね。私はこれが氏の著作で手にした1冊目なので、他の本もいずれ追いかけていきたいと思います。同郷というのもあり、がぜん個人的に注目の書き手ということでフォローしていきたいなと。

言語学徒のはしくれとしても、これは推すの一手でしょう。


記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。