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【トルコ語文法】 van Schaaik (2020): 東京で読みたかった本はこれです

ということで研修前の週末、ようやく午後から少し手が空いたので、念願の図書館訪問ができました。多少作業させてもらおうとも思ったのですが、まさかのPCのマウスを忘れてきて操作ができず(タッチパッドもなぜか動かなかったのですね…)。またも物忘れのひどい私、本領発揮の一瞬であります。昨日は財布をなくしかけたし(結局すぐ見つかったんですが)。都会で生きていく適性があまりないのかもしれませんね…ヤバいな我ながら…。

宿泊先は大学に近いのですぐに取りに帰ることもできたのでしょうが、一度入館しておいてまた入りなおすのも気がそがれるなということで、読みたい本を借りることにして宿に戻って作業することにしました。

今さらですが図書館がありがたいのは、まだ未入手で、なかなか購入の決断をしづらい本を置いてくれていることです。それも多数。そういう本に簡単にアクセスできるという状況のなんとありがたいことかは、この2年半の学術機関から物理的に離れた空間で生活していて、いやというほど痛感しています。

もちろん一般書の多くは市立図書館で事足りることもあるわけですが(長崎市立図書館にはそんなわけで感謝しております)、専門書、特にテュルク諸語になってくると大学図書館がやはりありがたい存在になってきます。外大図書館だけ長崎にあったらいいのにね!

van Schaaik, Gerjan (2020) The Oxford Turkish Grammar. Oxford: Oxford University Press.
ISBN: 978-0198851509

以前自分のnoteでも言及したことがあったかもしれませんが、記述的な現代トルコ語の参照文法。まだ断片的にしか読めていないのですが、以前Routledgeから出ていたGöksel and Kerslake (2005) Turkish: A Comprehensive Grammarよりも記述と説明がきめ細かい箇所がかなり多そうに見えます。

以前数日だけ東京に来た時に、数か所だけコピーをとったことはありましたが、ちゃんと一冊眺めておきたかったのですよね。そういうわけでこの本にアクセスできた本日は、もうこれだけで満足なのであります。研修前の景気づけとしても上々といえましょう。アゼルバイジャン語をやっている間でも、トルコ語のブラッシュアップはどっちみちやっておかないといけませんからね…

んーしかし(ページをめくりながら)。やっぱこれは自前で一冊欲しいですね…。
お金さえあれば買えるんですけどね…今度なにかどこかから小遣いでももらうことがあれば、その時に思い切って買ってしまうべきかも…

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