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4つ目のテュルク語か、それとも?

今後も研究を続けたいという個人的な事情により、自分にとっての今の優先順位1位はまちがいなく研究論文を書くことなのですが、ここで展開しているような雑文も最近はそれなりに書いていることの意義というか、恩恵を感じるようになりました。それは昨日の記事でも書いた通り。

繰り返しの月並みなコメントになりますが、本当にありがたいことです。

で、こういった雑文が研究論文とは別のタイプのアウトプットだと位置づけられるとしますと、それ以外のタイプのアウトプットということでは語学書を世に残すということも自分は最近強く意識しているように思います。

ありがたいことに語学書については、トルコ語についての本を書く機会をすでに2度得ましたし、10年ほど前には共著ではありますがウズベク語でも語学書を公刊したことがあります。

そして今年、アゼルバイジャン語も言語研修を通じて教科書を作って、こちらのほうは年度内にはしかるべきところから公開される予定、と。まあまだこれは終わっていない案件なので、今年度いっぱいはアゼルバイジャン語にとりかかることにはなりましょう。

さて、トルコ語、ウズベク語、アゼルバイジャン語と来ました。今ふとした時間に考えていることは、その次はどうしようか、ということです。4番目のテュルク諸語を模索する方向なのか、それともトルコ語に立ち返るのか、はたまたアゼルバイジャン語のコンテンツをさらに作っていくのがよいのか。

もっともこのチョイスに関しては自分だけで完結する話ではなく、そもそも需要がないと公刊が実現しない話ではあるので、話が来ないうちに一人だけ気合を入れていてもしかたない(というよりむなしい)としかいえないのですが。

でも、上記のどれもやりたいなという思いもあります。少なくとも、たぶんあと20年くらいはそれを目指すのかな、と。もちろんそのためには勉強は続けておかないといけないし。最近の「欲張り非テュルク諸語マスター計画」とも兼ね合わせると、人生ヒマだなどとは言ってられませんよね…

んでまた、4番目のテュルク語をどれにしようか、という悩みもあります。それを決めて勉強するのは楽しそうだし、どの言語でも始めればそれなりにハマれる自信があるのですが…「語学書」を作るとなると、また話が別ということはもちろんありますからね。

たとえば今自分がクムク語に最大の関心があるとして、やりつづけていったらどこかの出版社からお話が来るだろうかって言ったら、まあ来ないでしょうし…需要的にも、書き手の能力的にも経歴的にもね…

でもさあ、もし世の中に日本語で書かれたクムク語の語学書があったら素敵なことだと思いません??クムク語のコンテンツ作るの、やってみたいなあ…クリミア・タタール語でもいいけど…

いや待って、カラチャイ・バルカル語でもいいな…あるいはノガイ語…いやー、どれも文法書ならともかく、語学書的には需要なさそうだしなあ…

男は今朝ここまでつらつらと考えた後、深くため息をついて締め切りの近いアゼルバイジャン語案件というつらい現実に向き合うのでありましたとさ。

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