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紆余曲折を経て、2nd Editionにようやくたどり着くの巻

昨年の今頃、こんな事案がありました。

テュルク語学に必携の文献、その名も"The Turkic Languages" (Routledge)の「第2版」をAmazon経由で購入したら、取引先の書店がなんとインドくんだりから「初版」を送り付けてきよった(ので怒りの返品+返金要求をやるに至った)(あの時の無駄に消費したエネルギーと送料を返してほしいぜマッタク)、というのがその顛末なのですが。 今年になって運よく再度入手する機会を賜ったので、6月ごろに注文してようやく本日、手元に届いたのでありました。

確実に2nd Editionを購入してもらうためにいろいろなところを経由した(かつ、今回は公費で購入した)ので、上記の金額より相当高くついてしまったのですが、これはもう仕方のない出費として考えるしかないように思います。円安という昨今の時勢もありますからね…。

それと上記の本、もう一つアヤがありまして。初版と2nd EditionでISBNが同じということがあるのですよね。だけどこれ、困るんですよ。ほんとうに困る。とりわけ、この本のように2nd Editionで内容が相当変わっているような構成になっている場合は。

で、昨年意図的なのかどうなのか、「初版」を送り付けてきた書店にクレームのメッセージを送ったら、ISBNを確認してくれ、私たちはそれをもとに手続きをしたから、の一点張りでしたからね。幸いにしてAmazonを経由してのキャンセル手続きだったのでこちらの要求は最終的に通ったのですが、まああの時の無駄な事務手続きのエネルギーを使ったこと(大事なことなので2回書きました)。別の方法で買わないといけないなと言いながらしばらく時間がたっていたところで、今回いろいろな方のお力添えを借りましてようやく目当ての書籍を落手するに至った次第です。

で、手に入ってしまえばこちらのもの。
ゲヘヘヘヘヘヘヘ。笑いが止まりませんね。「アゼルバイジャン語」の解説に割かれたページ数が初版13ページに比べて、新版は20ページとかなり増量していますしね。チャプターも旧版より増えていますし、出版年がアップデートされている分内容もかなり強化されているように見えます。これでそうさな…メシ300杯は食べられそうな勢いです。

今年はテュルク圏を訪れる機会には恵まれませんでしたが、力を貯める1年ということにしましょう。日本で落ち着いて勉強して、来年以降の訪問の機会に備えたいところです。トルコ語のことわざでも、Zaman sana uymazsa, sen zamana uy. (時がお前に合わぬなら、お前が時に合わせよ)といいますしね…

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