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【広義のテュル活】王子さまたちを探す旅の終着点はどこか、それが問題だ

人はなぜ本を買い集めるのか。こう聞かれたカール・レーフラーは、「そこに本があるからだ」と答えたといわれています。

民明書房刊『本を買いすぎてしまった時に買う本』より

言うとりますけども…
いやー、たしかに10月の末ごろ、衝動のようなこともあって一気に注文をかけたのは…ほかならぬ私でございます。

トルコの通販サイトでメグレル語ラズ語版の『星の王子さま』が売ってあるけれど、国外に郵送はしてくれない…ということなので、トルコ在住の方にお願いして、ちょうど日本に一時帰国なさるというので直接持ってきていただいて、国内から着払いで郵送していただいたり。

持って帰ってきてくださった方、この度は本当にありがとうございました!蒐集に際しては、お世話になった人がたくさんおります。ありがたい限りです。

また別のトルコのウェブサイトでは、突厥文字表記版トルコ語『星の王子さま』があることがわかったので慌ててポチったのですが、「50リラ以下の買い物では国外に郵送できません」と。

そう言われてしまったたので、仕方なく(本当に仕方なく!)特に目当てでもなかったテュルク諸語の研究書2冊本と、同じくトルコで出版されているアラビア語訳『王子さま』と一緒に注文したら、本3冊の価格よりさらに3倍の配送料を請求されて、泣きながら注文確定ボタンを押したり。

クルド語(クルマンジー)版『星の王子さま』は、万一誰かに持ってきてもらうと(多分大丈夫だとは思うけれども)あらぬトラブルを招きかねないからということで、自分の名前でやはりトルコの書店から直接注文をかけたところ、ここでもまた本の価格よりさらに4倍の配送料を請求されて、泣きながら注文完了ボタンを押したり…。

そんな涙なしには語れない(って、まあ配送料とられすぎただけなんですけど)私の『星の王子さま』蒐集の旅は、まだまだ続くようです。

ということで。

マガジン、新たに作ることにしました。テュルク諸語以外の言語のものはさすがに全部揃えたいというところまではいかないのですが、中央ユーラシアに関連する地域のものはちょっと持っておいてみても損はしないのかな、などと思ったりして…

アラビア語は以前から気になっていましたし、調べたらペルシア語でも相当数の翻訳版が出ているのですね。

今はさすがに自重しようと思いますが、トルコが地域的に属している(としばしばみなされる)中東地域の言語にはアンテナを張っておきたいなとは思いますし、旧ソ連圏でも気になる非テュルク系の諸言語がないわけでもない。

たとえば、モンゴル諸語…
いやしかし、さすがにモンゴル諸語まで広げちゃったら大変だわ…いくら「アルタイ諸語」つながりとはいえ、ねえ?…ツングース諸語だってあるんだから、きりがないでしょう…キリが…ない…よね…

キリが…ないですから…これ以上はもう…いやしかs

(次回に続く!)

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