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この時期なら、なおさら意義があるでしょ

ついに戦争が始まってしまい、被害が大きくならないことをただただ祈るばかりです。自分にとってはウクライナに直接の知り合いがいるとかそういうわけでもないですが、トルコから見るとウクライナはクリミア半島も含めてまさしく対岸。

もし今トルコ、アンカラにまだ自分が滞在していたらとしたら、相当地理的・距離的にも身近なものに感じたであろうと思います。

昨年からロシア語に興味を持ち始めて、しかしあまり大した勉強はできずに今までやってきたのですが、露和辞典を購入したり春からの「TUFSオープンアカデミー」ロシア語講座に申し込みしたりと、ひとまず「課金」だけはしてきました。そこへきてこのロシアのイメージが損なわれるような出来事が…と、そう考える人もひょっとしたらいらっしゃるのかもしれません。

が。

実際は真逆であろうと。むしろ、この時期にロシア語にまた自分が注目していたというのは、ある意味で絶妙のタイミングだったかもしれないとすら思います(最初「好機」という言葉が浮かびもしましたが、戦争だというのに「好機」とはさすがに言えないですわな)。

むしろ、そのロシアあるいは周辺地域で使われている言語や文化を知ろうとすることにこそ意義があるはずだと考えるわけです。

相互フォロワーでもあるSaidjon氏のこのツイートはとんでもなくバズっているようですが、私も無論上記のツイートのご意見に全面同意です。今だからこそ、向き合っていくことに意義があると考えるほうがよいだろうと。

もっとも、自分はまだせいぜい簡単なあいさつができる程度、あるいは形容詞と名詞の修飾関係の理屈がわかりだした程度なので、言語・文化・歴史を知る以前のもっともっと手前のレベルにはいるわけですが。

無関心よりは、はるかによいだろうと思います。それに、ロシアの中にもいろいろなバックグラウンドを持つ人たちがいるわけで、自分はそもそも「テュルク」というキーワードがあるからロシア語をやってみようかというところからの出発であったのです。
ここは、現在の政治情勢がどうであろうと変わらない部分ですからね。

世の中、いろいろな考えの人がいるでしょうから、この時期のロシア・ロシア語学習に対していろいろな意見を表明する可能性はあるでしょう。SNSではとりわけ、そういったものを目にしてしまう可能性は大いにあります。

でも、こちらもそういった声に負けないくらいの気合はもっていたいなと思います。まして、私は露和辞典に8000円以上、ロシア語講座に25000円突っ込んでしまっているのです。今さら退(ひ)けるわけないっしょ?

なんなら、『和露事典』のほうだって欲しいゼ!

もっとも、「そんな言語やって何の役に(以下略)」と言われ続けて現在に至る、まして外国語大学卒業生のこの私でございますから。周囲のそういったノイズには耐性はあるつもりです。

今後もテュル活の一環として、ロシア関係の情報をフォローしていくことには変わりないということでひとつ。どうぞよしなに。

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