見出し画像

2021年度薬ゼミ全統II(247回) 雑感(実践3)

模試は大学や地域によって受ける日時が違うようなので、Twitterを避けてこっちで書いています。ということでネタバレ注意です。

また、あくまで独断と偏見による雑感であることをご容赦ください。何かあればコメントかTwitterのほうでよろしくお願いします。

実践病態

286 NYHA III以降で入院というのは知りませんでした。その基準が何に使われるのか、という考え方は大事ですね…。

287 3~5で迷った人が多いのでは。心臓が弱っている時にCa²⁺拮抗薬は基本NGです。

296 複合的な難問。ニューモシスチスが真菌かつシスト→栄養体になることをしっかり知っていないとどうにもならないですが、特殊な生態であることは特徴的なので知っておいた方がいいのかもしれません。

297 ペンタミジンはこの用途だけなので知ってても知らなくても…。

298 アビラテロンはコルチゾールの生合成も邪魔してしまうので、適量のプレドニゾロンを補う必要があります。

300 3の骨病変の種類はかなり細かい気がします。造骨性の骨転移なので5のP1CP(造骨の際にできるコラーゲン末端のペプチド)が高値を示すのですが、P1CPから逆算して3を答えられるのは自信がないと難しいと思います…。

301 血清リン値はけっこう盲点。2.5~4.5mg/dLあたりが基準値のようです。

305 選択肢がややこしいですが、クロピドグレルのように2週間は休薬しなくてもいいけど数日は休薬しなきゃいけないイメージは大事だと思います。

実践法規

309 なんとなくフェブキソスタットを選んだ人が多いのではと思うのですが、尿中の尿酸排泄を増やすというのは腎負担がかかる、というのはもっておくべき感覚なのかもしれません。

312 地域医療支援病院、特定機能病院、臨床研究中核病院の区分はかなり引っ掛けやすい(≒問題として出しやすい)ので差がつくと思います。

313 要は略語の意味を分かっているか?という問題なんだと思います。

314 4のような一見よくわからない文書も「何のためのものか」という理解を求めてくることはあるように思います。

316 HbA1cの数値が絶妙だなと思いました…消去法だと少し確実さが増す感じはありますが。基準値と検査で引っかかる値が別なものは要注意です。

319 この辺は日頃新薬を追っているかどうかで差がつきそう。

実践単問

326 周術期のSGLT2休薬に関してはいかにも国試で出そうだなーって感じがします。

328 4か5かが問題。数多ある抗HIV薬のキレート形成や服用時期を覚えるのはちょっと…という感じがありますが、最近の薬は服用時期を意識しなくていいものがほとんどのようです。

331 これはクラミジアにセフェムが効かないからアジスロマイシンと判断出来たらもうそれでいいんじゃないでしょうか…用法まで知っている人はごく一部のはずだと思います。

333 2か4となって透析開始30分前がキーポイントですが、それを理由にはっきり2を切れた人はすごいと思います。

342 グリメピリドやセレコキシブのスルホンアミド構造が国試に絡むとするなら、何らかのヒントが出る気がします。

343 よく読めばノルスパンテープの効果効能には全くがん性疼痛って書いてないんですよね…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?