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「HSP外来カウンセラー」として活動する覚悟と思い

こんにちは。宇賀神です。本投稿は、現在クリニック勤務をする中で、そしてこの空間と機会を広く広げていく「カウンセラー」として私自身が大切にしている軸の部分について綴ります。


私のカウンセリングはどのようなものかを伝えるには、私には「何ができないか?」も言及しておく必要があると思ったからです。できないことを明示することで、これから一緒の空間を共にする方の安心につながれば幸いです。

カウンセラーという曖昧な言葉

公認心理師という国家資格ができて間もなく10年。
カウンセラーという言葉は独占名称ではないので、誰でも名乗ることができます。

そんな中で私は「無資格」という言葉が奥底まで突き刺さってきます。
心理カウンセラーと名乗っている人との対話で、被害を受けた声もよく見かけるからです。現臨床心理士・公認心理師の方々からの痛烈な声もあるからです。(ここでいう「無資格」とは、公認心理師や臨床心理士の資格を持っていない、という意味合いとなります。)

ここでは資格のあるなしについての議論は避けますが、カウンセラーという言葉自体がとても曖昧であるということに留意したいと思います。

一言でカウンセラーといっても、色んな人がいます。教育現場・障害支援・介護福祉・労働産業・医療臨床の5領域が主であると考えています。どの領域にいるのかもそうですし、どういった経緯でカウンセラーになっているのかの違いもあります。例えば、大学から心理を学び、大学院卒業をして試験を受けた方。社会で働く中でのメンタル不調などの経験から、心理を学んで民間資格を取りカウンセラーになった方。社会人になってから心理を本格的に学んで国家資格をとった方。いろんな背景があると思います。

企業相手なのか、公的機関での絡みなのか、個人だけなのかという違いもありますし、扱うテーマの深さも考える必要があります。心理療法で深いトラウマや解離経験・愛着やイラショナルビリーフを扱うケース。話を聞く・傾聴するのみの形態。コンサルテーションやアドバイスに近い形態などなど。

これだけ多岐にわたる道筋が「カウンセラー」という一言で集約されてしまっている現状があります。個人的には、カウンセラー・カウンセリングという言葉が先走って、捉え方がしっちゃかめっちゃかになっているのではと感じています。

そんな曖昧な言葉だからこそ、私の掲げる「カウンセラー」の意味と、対象としている方などを明確にする必要性を感じるようになったのです。

カウンセラーを名乗らせていただく理由

私は、社会人になってから心身不調を経験し、心理学に出会いました。そして、HSPの専門家としてクリニックと共同して活動する、珍しい立ち位置にいます。

カウンセラーを名乗るにあたっては、覚悟を持って時と労力を積み重ねてきました。民間資格であるプロセラピスト養成講座を修了するだけでなく、心理セラピストのスーパービジョントレーニングを30回ほど行った上で、セッション経験を積み重ねてきました(現在も積み重ねています)。徐々に自分に扱える領域と扱えない領域が明確になり、同時に心理セラピストなどの専門家との横の連携を強固にしていきました。

カウンセラーは1人で行うことは不可能であると思います。
現に私はクリニック内での「チーム医療」の一員として、医師・公認心理師・臨床心理士・看護師・臨床検査技師・心理療法セラピスト・鍼灸師・キャリアコンサルタント・他外来の先生方と横の連携を図りながら、クライエントさんに必要なものを提供できる仕組みの中で活動しています。

そうでないとカウンセラーを名乗るのにはリスクでしかないと考えています。なぜなら、自分に対応できない案件に直面した時に、クライエントの命を脅かすことがあるからです。そのために、しかるべき対応ができることが前提となります。

ただ、話を聞くことがカウンセラーではない。クライエントさんの人生を背負うくらいの大きな仕事であると思います。クリニックにて3年で1500件を超えるセッションをした今でもなお、その大きさと深さを実感しています。

また、カウンセラーを名乗るからには、自分自身が整っていることも大切と思います。自身のトラウマ経験や神経反射、身体反応と日常の連動性など、常に洞察を深める日々です。心理療法は問題解決の一つの視点でしかないですが、私の中では一番大切な部分であると感じています。何より私自身が救われ、人生が好転したきっかけだからです。

2024年現在、公認心理師と臨床心理士の資格取得のために、通信大学に通いながら、臨床現場に臨んでいます。現在活躍される公認心理師さんは学生時代から心理を学び、現場に行っている方がほとんどと思います。昨年まで支援現任者ルート(Gルート)というのがあり、心理学を学んでいなくても公認心理師の資格を持っている方もたくさんいる状況です。

ただし、現在はGルートがなくなったため、大学院を卒業し、必要な単位を取得しなければ公認心理師の試験資格を得ることができません。大学の同期たちとの対話の中でも、心理職を目指すきっかけはあっても、実際になるのには相当の覚悟が必要であると痛感します。

私としては、クリニック臨床の視点があるので、公認心理師になるという思いは変わりません。より専門性を高めた上で、自分にしかできない領域(特にHSP概念を軸とした体系)を持っている心理カウンセラーとして社会へ貢献したいという思いがあります。

現在私が「カウンセラー」を名乗らせていただく理由は、上記のような思いが乗っているのです。これからもそんな責任と想いを胸に邁進してまいります。

宇賀神ができること

HSP外来カウンセラーとしての私は何を提供しているのか?について書いていきます。

私が行っていることをまとめるのであれば、
感受性の高さ・敏感性・繊細性がどのようなプロセスで表出するのかを特定した上で、「自分に合った」具体的な対処法を見つけ、実践し、日常で定着するまでをサポートする
ということになります。

・自分の意見、気持ちを自覚し味わえるようになる

日常において、自分の意見や感情をそのままに出す機会は少ないと思います。それは本来の流れではないのですが、社会で生きるということは、我慢せざるを得ない場面に溢れています。それが当たり前になっていくと、自分の意見も気持ちもわからなくなります。

まずはそんな現状に気づき、本来の意見や気持ちを認識するためのワークを行います。(最近の場面の共有〜感情特定)

・自分と相手の感受性の違いに気づける

クリニック初回では、HSP概念について神経学的側面から説明します。単なる環境感受性理論の話だけではなく、HSP概念が提唱された経緯や心理統計的な変遷まで言及します。その上で、脳神経学的にはどう捉えるのか?という感受性尺度(美的感受性・易興奮性・低感覚閾)の話もします。ただし、エビデンスベースの話だけではわかりづらいので、アーロン博士が提唱しているDOESの解説も挟みます。

お話しいただいた内容から紐解かれる「感受性」は、自分にとっては当たり前に感じても、実は当たり前ではないのです(心理統計である正規分布については割愛します)。自分と人の感受性は違うということを自覚できることが大切です。なぜなら、「自分が気づいているのだから、周りも気づいていて当然」と思っていると、実際気付けていない周囲に対して怒りが湧くからです。

また、「気になる」と「気にする」の違いについても言及しています。生物学的には8割の人は「気になる」の感覚は分からないようです。それは『情動的反応』と言っていますが、無意識のうちに、自動的に察知して拾っているという感覚です。それを前提としてしまうと、話が複雑になってしまいます。この情動的反応を起こす感覚がわかる人は少ないということになります。

このようにして「感受性の違い」を意識ポイントの一つにし、その後の話に繋げていきます。日常で表出する感受性は自分とどれだけ違うのだろう?と考えていくだけでも、相手の行動の仕方やパターンがわかっていくこともよくあります。

・情報や刺激は受け取るものの、結果的に「気にする」の頻度とストレスが減る

今抱く問題やしんどさの要因となるものは、人それぞれです。HSP概念に関心の高い方は、刺激過多や敏感性の部分についての情報を見て「自分もHSPなのではないか」と感じてクリニックにいらっしゃいます。

よく言われることとして「今の敏感性や気にしいをゆるめたい」「動じないようにしたい」「元気に働いたり、人と関わりたい」ということが挙げられます。

その欲求は、「HSPだから〇〇」ということは全く関与されないのです。最近の場面において、どんな条件が揃ったら今の反応や症状が出ているのか?を知っていけば良いのです。結果、気になると気にするの違いが分かり、気にしている(自分からエネルギーを使っている)部分にアプローチしていきます。

気になると気にするの違いが明確になり、気にするエネルギーが減ったら、「気にする」頻度は自然と減っていきます。さらに「気になる」頻度も減っていきます。

例として、アパートの隣人が建てる音に対してイライラが募っている場面があったとします。気になる頻度が減るというのは、『音がしていても、冷静に受け止められるようになって、自分から気にしなくなる』を指します。

気にしなくなったら、音という事象がストレスにならなくなるので、エネルギー浪費を抑えて、疲れにくくなる。そんな流れです。

・神経系の昂りが起こっても、自分で落ち着かせる術を身につける

HSP概念においては、『神経処理の深さ』としてよく説明されます。神経系の昂りとは、「交感神経系」が高止っている状態を指します。神経の細かい動きについては割愛しますが、神経が昂った状態が続くことで、自律神経系が乱れていったり、氷つきの神経へスイッチングしたりして、各症状につながっていきます。

クリニックにいらっしゃるクライエントさんは、精神疾患や適応障害・不安障害・発達障害と診断されている方、診断まではされていないが不適応症状を訴えていらっしゃる方が大半です。ビジネスパーソン(働いている方)をメインとして対話しています。(親同伴の高校生〜60代まで幅広いです)

案件のほとんどは、神経の昂りが起こることで、今の環境に対して安心感を抱けないまま、心身ともに疲弊していくのです。まずは神経系を落ち着かせていく術「神経エクササイズ」を一緒に行うことが大半です。なぜなら、神経基盤(刺激に耐えられる領域)が狭い状態だと刺激過多が起こって、昂りにつながるからです。神経基盤を広げていくことで、刺激の耐性力が上がっていきます。

最終的に、周囲の刺激自体は変わらなくても、受け止め方と許容量が変わることで、自分で落ち着かせ、冷静に対処できるようになっていきます。

・感受性の違いに関わらず円滑にコミュニケーションができる

自分が察知するもの、感じるもの、考えるものは、万人が感じているわけではありません。

「なんで周りはみんなわからないの?気づいてないの?」
という疑問を抱いたことはありませんか?

それは意図的に気づかないようにしているのではなくて、ただ気づいていない(気にならない)ということです。自分だけが気づいて、先回りして行動することは、仕事をする上でプラスに働くことも多いです。ですが、自分が気づいたことが一切周りが気づいていなかったとしたら、孤独感を感じるのも無理はありません。

今までであれば、そんな違和感は言語化されることがないまま、モヤモヤが溜まっていく人が多かったと思います。こうして書いている私もそうでした。

「感受性」という言葉が出てきてくれたお陰で、暗闇に光が差したように、言語化できるようになりました。感受性の幅は頭で思うよりも遥に広いのかもしれません。具体的に感受性を数値化する術がないので難しいところですが、現在の感受性の専門家・研究者の方々の奮闘で、感受性尺度ができています。

感受性尺度を入り口に、日常の場面と、察知した刺激とを紐づけていく。HSP外来で行っている要素の大きな一つとなります。

そっか、自分は気づいているけど、相手は気づいていないんだ。
ただそれだけなんだ。

そう腑に落ちるだけで、心穏やかになっている姿を
苦手意識のある人や、感受性が明らかに違う人とも
うまく距離感を保てる(時には関わらないようにできる)ようになった姿をたくさん見てきました。

コミュニケーション力が、人との関わりにおいて大切になっていくと痛感します。大まかな良しとされるコミュニケーション術はあると思いますが、自分にとってやりやすい人との関わり方は、感受性という視点で考えると、思ったよりも分かりやすくなっていくなと感じています。


コアとなる理論や手法

私がセッションをするにあたって、コアとなる手法や理論は下記の通りです。

交流分析・ゲシュタルト療法・認知行動療法・フォーカシング法・自我状態療法・内的家族療法等の心理療法理論、NLP・ポリヴェーガル理論と併せて、解剖学・からだほぐしワーク・禅の考え方を応用した「禅的瞑想」ワークを組み合わせています。

神経・心・身体の3つの視点を組み合わせた形で、その時の状況や体調に合わせてワーク形態を決めていきます。

感情が分からなくてモヤモヤする時は、感情処理をしましょう
身体の痛みが一番しんどい時は、身体ほぐししましょう
ただただ落ち着きたい、なんだかよく分からない時は禅的瞑想しましょう

といった具合です。理論や手法はあくまでも一つの引き出しに過ぎません。
目の前のクライエントさんにとってフィットするやり方は、引き出しが多くないと見つかっていかないと思っています。

私が得意とするのは、心身の反応が起こる仕組みや流れを客観的にまとめて言語化することです。(私はストレングスファインダーの第1位が「戦略性」であるのが出ていそうです笑)
セッション・ワークの中でそれを行う中で、何となくこうかなーと思っていても腑に落ちないケースがあります。そんな時に「もしかしたらこういうことを言いたい?」と対話することもあります。

HSP概念に関心がある方々を専門としてみていますので、その人なりの”ツボ
”が分かったら、あとは自分で解決に向かっていきます。そんなツボを一緒に見つけている、というイメージがぴったりかもしれません。

大枠なセッションの流れ

・HSP認知の確認(初回)
・日常における問題点、気になっている要素の共有
・内受容感覚に気づき味わうワーク
・神経エクササイズ
・からだほぐしワーク
・感情処理
・セルフリペアレンティング(自己再養育)
・心理的境界線を引くワーク
・エネルギー数値化ワーク
・対処策の策定と実践

これだけみてもピンとこないと思います。
それぞれの詳細はKindle本にて解説していますので
興味がある方はぜひお手に取ってみてください。


宇賀神ができないこと

できることについて書いてみて改めて思ったことは、「自分は宇賀神さんのセッションを受けられるのか?」という疑問が湧くのでは、ということです。

敢えて「できないこと」について言及することで、それに当てはまらない方は受けられる、ということになると考えます。ではどうぞ。

・人を変えること

当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、一番大切なことと思います。
「カウンセラーに変えて欲しいの」と言ったり、「あなたのやり方だったら私変われるんです」と自分のことを人に預ける方は受け付けません。私はあなたを変えることはできません。あなた自身で変わるサポートしかできません。この姿勢はこれからも一貫していきます。

変わりたいけれど、その方法がわからなくてクリニックにいらっしゃる方が大半です。『どうしたら変わるの?(変わりたいと思っている)』と悩まれている方は、ぜひいらしゃってください。

・HSP概念や感受性の視点に否定的な方へのセッション

HSP外来は、まず医師の診察でHSP外来が良いと判断された方が前提となります。クリニック体制的に「HSP概念に関心のある方」に限定しています。
オンラインセッションも同様です。

日本においては、HSP概念の情報が飽和している今。捉え方はさまざまでいいですが、「エビデンスがねぇじゃねーか」とか、「HSPって病気なんでしょ?」という感じで斜に構えて捉えている方とは対話はできません。

私自身は、HSP概念・感受性の考え方に出会って、救われ、人生が変わった一人です。前提として「これからの自分に活かしていく」と感じている方と空間を共にしたいと思っています。

・トラウマ反応や乖離が強い方(急性期)へのセッション

新しい場所や機会に触れようとするだけで、全く動けなくなる。
無表情が続いたり、コミュニケーションが取れない状況の方は範疇外となります。クリニックではトラウマ療法を扱う先生方と連携していますので、クリニック内でそのような方とご一緒した場合は、リファーをかけます。

トラウマ反応や乖離反応自体は、日常によくあることだと私は認識しています。その度合いがそこまで大きくないけれど、感情を表出できず身体に溜まって爆発すると反応がより大きくなります。

ここでは、精神疾患や診断名のつく症状については言及していませんが、当然のことながら、精神科入院が必要で、薬物療法メインの方は範疇外となります。医師や心理専門職へどうぞ。

※薬物療法を行なっていない、診断名がついていない状態で対話した時、明らかに医師や心理専門職でないと対応できないと判断した場合は、クリニックや病院にリファーすることがあります。

・自分の感情や痛覚を全く感じられない方へのセッション

私の行う手法的に、全く自分の感情や感覚がわからない方にはフィットしないことがわかっています。クリニック内では、感情開放外来やニューロセラピー、フラワーレメディ等の他の手法の先生へリファーをかけています。

ただし、今まで自分の感情を味わう視点がなかったり、内観をしたことがない方については、まず1回禅的瞑想や内観法を行なって、感じられるかを行う場合があります。数回セッションして感じられない場合は、それ以上の対応ができかねます。

・公認心理師や臨床心理士などの資格有無にこだわって判断する人との対話

冒頭でも言及している通り、2024年の段階では、公認心理師を取得するために通信大学に通っている段階です。民間資格はありますが、国家資格はありません。そのことをご認識いただいた上で、「資格ない奴は信用できない」等と考えられる場合は、私ではなく公認心理師さん、臨床心理士さんをあたってください。

社会的信用や法律での拘束力などで、公認心理師さんや臨床心理士さんの専門性と仕事にされている覚悟は並大抵のものではありません。心理を学び、たくさんの心理職の方々と関わる中で深く感じています。

私自身公認心理師になると決めている中、カウンセラーとして活動することに対してずっと悩んでいました。でもクリニック勤務の中で、目の前の方々と真摯に向き合いながら、必要な支援を広げていく。今提供している空間と機会は必要だ。そんな確信は変わらないので、臨床現場で仕事をしながらより心理療法のプロフェッショナルになると決めました。そして私の「カウンセラー」像を世に示していきます。

そんな私の状況に否定的な方はお断りします。

・誹謗中傷、言動攻撃、支配してくる方との対話

これは言わずもがなです。SNSやオンラインなど、顔を出さない、名前も言わない。そんな方ほど、気軽に発言ができたりしてしまうのではと思っています。

私個人のこだわりは「SNSでも本名顔出し」で臨むことです。
はじめはとんでもない恐怖感がありましたし、今のように顔を出したり本名をSNSで名乗ることはあり得ませんでした。

もちろん、顔出しせず、ペンネームやアイコンで影響力を出している方もたくさんいます。その人のしっくりくるやり方であればそれでいいと思っています。

私は「今の自分をそのままに表現する」をこれからも守っていきたいのです。今の社会は、誹謗中傷や言動攻撃を受けるリスクが散見されます。

HSP外来に入ったばかりの時は、当時TwitterのDMに「HSP外来なんてクソ喰らえ」ときたこともありました。今思えば、それだけ異端なことをしているし、HSPブームで医療や心理業界の方々からの懐疑的な視点も強かったです。それでも、言われただけで済んだのは、私が正々堂々といるからだと思います。そして守ってくれるたくさんの仲間とチームがいます。

必要としてくださる方と心の交流を図るためにSNSを活用しています。
誹謗中傷や言動攻撃、マウントをとってくる方とはご縁がないと思います。

・宇賀神がしっくりきていない、波長が合わないと感じる方との対話

1度関わってみないとわからないことでもあります。特にリアル空間で関わる際に、あった瞬間から違和感を感じたり、「ちょっと合わないな」という雰囲気を感じることはありませんか?

私は特に強く感じる人です。「波長があう」ことはとても大事なのです。
実際にクリニック内でも数件あったのですが、私が波長が合わないなと感じた方は、その後の医師の診察時にリファーがかかります。もしくは1回のご縁で終わります。

なので、逆に私と関わっていて、何となくでも「波長が合わないなー」と感じられたら、どうぞそっと離れてください。ずるずる関わることはお互いのためになりません。

・宇賀神のセッションを「みてやる・試してやる」目的でくる方との対話

こんな方もたまにいらっしゃいます。Kindle本に、クリニックで提供しているセッションの流れを細かく書いていますが、「試しに受けてやるよ」と連絡があったことがあります。

そもそもそう考えている方のために、「HSP神経〆セラピー」として体系化したわけではありません。

今の社会に広がるあらゆる手法や理論では網羅できていなかった「感受性の高い方向けのカウンセリング」を私が体系化しています。3年のクリニックで1500件以上のセッションをさせていただいた中で編み出した独自のものです。

今までどの手法でもしっくりこなかったけど、やっとしっくりきた!と感じていただける方のためのものです。クライエントさんからは「絶対にこの体系を必要としている人はたくさんいますね!」とおっしゃってくださっています。私自身もそう思いますし、広げていこうと気持ちを新たにしています。

なので、「試してやる」という方もお断りします。

※もし、同じ心理職の方々や支援者の方々で賛同いただけたり、興味を抱いてくださる方がいらっしゃれば、ご連絡いただければ幸いです。事例検討やスーパーバイズなどができたら、良いなと考えています。

HSP外来カウンセラーとしての覚悟(総括)

できなことについては、つい強い口調になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?約1万字に乗せて、今の私の思いを綴りました。

やっていることは、カウンセリングとも、コーチングとも、治療とも、どこか違う。今の世の中では全く認知されていないものです。

8年かけて体系化した「HSP神経〆セラピー」は、私が経験してきたこと、体感したこと、クリニック勤務で伺ったたくさんの事例と変化の結晶です。

カウンセラーとしては、中途半端な立ち位置かもしれません。
ですが、今までにない『新しい支援の在り方』になっていくと確信しています。

今はカウンセラーという言葉が一番近いだけで、他にもっとしっくりくる言葉があればそれにしたいくらいです。フリーランスとして活動して3年強。新たな価値と社会へ還元するために、これからも目の前の方々との関わりを大切にしていきます。

長文最後までお読みくださり、ありがとうございました。

セッションのお知らせ

https://hspsense.com/uga/counseling/

2月3月限定で、クリニックHSP外来で提供している「HSP神経〆セラピー」をお得に受けられるように準備しました。

クリニック勤務等の兼ね合いで提示する日程は少ないですが、ご興味のある方、この記事をお読みくださって、受けてみたいと思われた方は、上記よりお申し込みください。

お待ちしています。

宇賀神

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