「継続できないことはダメだ」という幻想
毎日7時半に起きて
起きたらうがいして白湯を飲んで
Xの投稿を毎朝して
洗濯・整理整頓・買い物・ご飯づくりをして
お風呂にお湯を溜めてゆっくり浸かる
今僕が結果継続して行っていること。
厳密には継続ではなくて、「日常の中に溶け込んだ軸」であるということです。噛み砕いていうのなら、『これを前提として過ごす』ということかもしれません。時にはできない時、敢えてやらない時もあります。それでもまた継続する道に立ち返っていくものです。
こんなルーティンがあったら、自分は心地よい
むしろやらなかったら気持ち悪いなぁ
というのが「結果継続」なのだと思います。
2023年まで、僕の中で大きく残っている”しこり”がありました。
それが「継続できない自分を責める気持ち」でした。
SNSやネット記事や本と見ても、周囲の輝いて・尊敬できる人の背中を見ても、社会的に認められている人々も、共通するのは「継続している」ということです。
僕の中で、ルーティンを持つこと自体が苦痛でしかありませんでした。
自分を失ってしまうような気がしていたからです。
どの気持ちとは裏腹に、時間通りに出来なかった時、寝坊した時、決まった流れでできなかった時には、深く後悔し、自分を責めていました。
だから、ルーティンを設定することにこだわっていたし、苦痛な気持ちを封印して、表面上はずっと笑顔で難なくこなしているように見せていました。
サラリーマン時代の当時は、僕の印象としては「難なくできるタイプ。こいつはなんでもソツなくこなしてくれる」に固まっていきました。そんな外からの印象が、さらに僕を苦しめていたなと、今はわかります。
元々はとても不器用で、ちょっとしたことですぐに飽きてしまうし、気が乗らなかったら途端にパフォーマンスが下がります。そんな自分を出しちゃいけないんだ!と躍起になっていました。そんな生きる戦略は成功していましたが、継続できない自分を傷つける口実にもなっていました。
継続できない自分を隠していた時、継続している風を装うこと、継続している人だと思われることばかりに時間と労力を使っていたからです。継続するために、周りが行なっていたあらゆる「方法」を試していた時期がありました。今となってはそれが糧になっているところもありますし、今のルーティンの一部になっています。同時に、自分自身をどんどんと見失っていきました。
心のこと、身体のこと、神経のこと。この3つの視点を5年にわたって学び、体感し、変容させていきました。
その中での気づきは
「継続」は結果そうなるものであって、目的ではないのだ
ということでした。
継続できないことはダメなことだ
と決めて生きたのは、紛れもなく自分であったとわかったのです。
自分を縛り付けていた幻想であると気づいた時、
継続という言葉の呪縛から解放されたような安堵感に包まれました。
毎日7時半に起きて
起きたらうがいして白湯を飲んで
Xの投稿を毎朝して
洗濯・整理整頓・買い物・ご飯づくりをして
お風呂にお湯を溜めてゆっくり浸かる
これらは、元々そうしたかったことが実現したことでもあります。
どうして今までできてなかったかといえば、
「縛られていると感じて苦痛だった」からです。
なので、縛らなければいいんだ、となりました。
なぜこの行動が継続されると良いのか?
と突き詰めて考えました。
・毎日7時半に起きる
→太陽と共に目覚め、調子を保つ
起きられなかったら疲れが溜まっていると気づくきっかけにする
・起きたらうがいして白湯を飲む
→水分補給と喉の乾燥を防ぐことで、対話が実りある時間になる
喉がイガイガしている時は不調を知らせるサインであると気づける
・Xの投稿を毎朝する
→自分の観る視点をアウトプットし
同じ価値観を持つ方々と繋がる機会になる
予約投稿機能を使えば、その時の体調に合わせて起床時間をずらせるし
結果継続されるので、安定稼働につながる
・洗濯 整理整頓 買い物 ご飯づくり
→生きるために必要ではあるが、それができる自分はフラットで
何かができなくなったら、「疲れてるよ」サインと捉えられる。
妻にお願いしたり、無理しないバロメーターになる
楽しくできている時は、気分転換の役割も果たす
・お風呂にお湯を溜めてゆっくり浸かる
→体の凝りを緩める、鼻歌によって安心感を醸成できる
お風呂に入ることが面倒に感じた時には
背負っているものがありすぎると分かるきっかけになる
ざっとこんな感じです。
上記のように言語化できないものについては
淘汰されていきました。
そして今の結果継続なので、今後変わっていくとも思っています。
何より大切にしているのは
今の自分に合っているかどうか?
ということです。
継続できない自分を責めるエネルギーを
今の自分に注ぎたいところに注ぐことに持っていっています。
継続できないことに罪悪感を感じたり
ダメだと自分を責めている方への気づきとなりますように。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
宇賀神
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