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公認心理師への道

4月より大学通信教育部 心理学科へ入学し
「心」についての学びを深めることにしました。
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心理の学士修士を修得し公認心理師の資格取得を目指します。広く活動できる心理療法家としての道を築いていく決断です。
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脳・神経アプローチをメインとした
クリニック内にある「HSP特別外来」で
カウンセリングをさせていただくようになって1年強。
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医療業界、精神業界、心の業界でそれぞれスタンスや捉え方が違うと実感しています。
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HSP(Highly Sensitive Person)概念の枠組みを説明しながら、今起こる敏感性や繊細性の原因について特定していくアプローチをとっています。
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その中で、医療・精神・心それぞれの領域がタッグを組みながら、自分に合った対処ができる仕組みが重要であると考えるようになりました。
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HSP特性は本来、神経系の処理の深さゆえに良くも悪くも環境の影響を受けやすい、ということです。
 
その特徴の一部と、適応障害・発達障害・慢性疼痛・脳の慢性炎症等の症状が同じように表面化することがあるからです。
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本当は別に原因があるのに、HSP気質だからと思考を止めて自分を諦めてしまう方がいます。
逆に薬物療法や精神医学だけではなかなか快方に向かわないケースもあります。
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個人で心理カウンセリングやサイコセラピーをしていくだけでは、どうしても限界があると感じています。
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HSP概念もまだまだ認識の差が大きく、感受性の違いによって理解されづらい背景があります。
実際に行政に対してHSP/HSCのことを発信していても、円滑に事が進むのには時間がかかる状況です。
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それでも、発信をし続けているたくさんの仲間がいて、少しずつ理解が広がってきていると手応えを感じています。

そんな仲間のお姿にいつも勇気をいただきながら、自分のフィールドを粛々と作っています。
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では僕自身はどの土俵で生きていくのか?を考えた時に、「心の領域」をメインにしていくのがしっくりきます。
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もっと細かく言えば、トラウマ療法・心理療法等
身体の内側で起こることを明確化し、
自分に合った捉え方へ変えていくアプローチです。
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心と身体は一致している。
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そんな僕自身の実感と過去経験の全てが糧となり、目の前にいるクライエントさんの安心感につながる。

表情の緩みや、心地よさの醸成をたくさん目の当たりにして、僕の方が元気をいただき、行動の原動力になっている。
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今の仕事が天職であり、使命であると実感しています。
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「心」の成り立ちや根源。
歴史からどう変遷したのか。

今の言葉や流れになった経緯を深く知っていく。

今の社会をつくるものは何か。

普段抱える不安や葛藤などが
どこから来てどう向き合ったらいいのか。
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クリニック勤務する中でいつも考えていることです。
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今まで自分が納得していたことでも
視点の多さに触れた時に、常に考えさせられます。
今の環境の中に居させてもらっている以上、
追求し続けていくと決めました。
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表面的に出て認識する症状のことだけ考えても
根本原因に辿り着けない。

感受性が高い気質だから起こることもあるけど、
それよりも心理的要因や身体的(脳・神経系)の要因なども複雑に絡んでいる。
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それをより広く伝えていきたい。
そんな想いです。
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5年の道のりになりますが、
宇賀神の次章への道が開かれました。
 
現場で心をこめながら、心の領域を学び、
糧とする中で、自分の役割を深めていきます。
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2022.03.02 宇賀神 亮

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