見出し画像

パラリンピックと感動ポルノ

僕はTVをもっていません。

ですが、何の不都合もありません。

幼い僕が、今の僕の生活を見たとしても、

きっと、まったく羨ましいとは思わないでしょう。

それくらい時代は変わったのだなぁと

感じながら、大好きな「ニュースバー橋本」を

見ていたお話です。

プレイヤーとしてすごい

出演者の橋本さん、高橋さんは口々にそう賞賛していました。

※テニスの会話

障害があるなしに関わらず、車いすであれだけボールを打って      コートを駆け回るなんて
しかも通常ルールは1バウンドなのに、2バウンドだとさらに追わなければいけないから、運動量が増えているのに

ゲストの乙武さんはそれを聞き、自分のことのように

喜んでいる様子が、とても世間を賑わせた人物とは思えないほど

朗らかでした。(個人的に僕は大好きです)


高橋さんが、パラリンピックならではのルールが、

さらに競技を面白くさせている点に注目すると、

乙武さんは名セリフを口にします。


感動ポルノからの脱却

「障害をもっているのにすごい」という目線から

「あんなプレーをできるのはすごい」「あの戦略はうまい」

と、一選手を讃えるような印象を持った証拠です。


また、選手が障害を持っているからサクセスストーリーが

生まれるのではありません。

プロのプレイヤー全員が持ち合わせているのです。

そういった意味を含めて、乙武さんが世間を賑わせた

一つの話題へと移ります。


パラリンピックが無くなればいい

文字だけ見れば、アンチ的な意見なのかなと

思う方は多いでしょう。

ですがこれは、文化が進化しているという話なのです。


オリンピックだけでなく、様々な競技において、

・男女が分けられている

・体重別で試合を設定する

というルールが存在します。

これは、差別ではなく、協議を行う上での

公平性のために行われている、共通認識です。


現に多くの方に感動と熱を与えたパラリンピックでは、

障害の重さによって、得点が違うといったルールに

違和感を持たなかったはずです。


そういった視聴者の共通認識の変化、進化から、

「パラリンピックがなくなればいいのに」という

言葉でした。


乙武さん世代

僕が初めて乙武さんのことを知ったのは、

「五体不満足」の表紙を見つけた時でした。

幼かった僕には、あまりの衝撃だったことを

いまだに覚えています。

勇気をいただいたのも確かです。


だからこそ思うのですが・・・

淫らな記事を見てしまった時が、それに対して

寛容に育ち切ってしまってからで良かったなと、

そう思うのは・・・不謹慎ですね・・・


最期まで読んでいただいてありがとうございます。

よければボタンを押していただくと

僕の勇気になります!(乙武さんすみません)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?