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バンコクで2024年注目のレストランKHAANで、イノベーティブタイ料理を満喫
2023年にオープンして、すぐにTatler Asia Best New Restaurant 2024 やTOP 80 ASIA FINE DINING AWORD 80に選ばれた、バンコクで注目のイノベーティブタイファインダイニング KHAAN。
2024年4月、こちらのレストランにお邪魔しました。
お店の紹介
タイの注目の女性シェフ Aom Sujira Pongmorn氏が、2023年にオープンしたイノベーティブタイファインダイニングKHAAN。
レストランのコンセプトは、“From Street Eats to Royal Feasts (ストリートフードから王宮料理まで)” 。
タイの各地方の季節の特産品の地産地消をコンセプトにしたイノベーティブタイレストランです。
お店への行き方
BTS Chit Lom駅かPhoen Chit駅が最寄りの駅です。どちらか駅からも10分ほど歩きます。
今回は、Phoen Chit駅から遊歩道とショッピングモールを通って、お店に向かいました。
お店の印象
大通りからけっこう細い通りの奥、コンドミニアムや高級レストランの並ぶ閑静な高級住宅街の中に、お店はあります。
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レストランのインテリアは、シンプルで明るい印象です。
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コース料理の紹介
今回いただいたのは、タイの様々な地方の料理を丸ごと味わえる11-Course Tasting Menu 3,850 THB++。
レストランの予約の際に、
コースの種類 Tasting Menu / Vesitarian Menu
ワインのペアリング 7種/4種
ティーペアリング
を、必要なら一緒にオーダーします。
今回は、ペアリングのお酒もお茶も飲まないので、11-Course Tasting Menu を頂きます。
スタッフには、念のため、レススパイシーでお願いしました。
前菜:4種の一口サイズの前菜の盛り合わせ
まずは、前菜の盛り付けに驚かされます。
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上から、卵の殻を入れ物に使ったスパイシーな半熟卵。
二番目のポークの皮と肉を使った一口サイズのポークペースト。
三番目が右端のパイ。
一番下のパイナップルとパッションフルーツの燻製
上から順番に、前菜を頂きます。
タイ料理らしいスパイシーな半熟卵の前菜から、酸味のあるポークペースト、パイと頂いた後の疲れた舌を、最後のパイナップルとパッションフルーツの甘味と酸味が癒してくれる前菜です。
前菜:北海道産帆立とムール貝のスープ
北海道産帆立とムール貝のバジルのスープ、タイ産のスパイシーなソースを使った前菜です。
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帆立の大きな貝柱にようですが、一口サイズにカットした帆立の貝柱を、固めています。
帆立をほぐして、スパイシーなタイのソースと合わせると、辛味と帆立の甘さが一緒に味わえます。
タイ産の蟹のグリルとスティッキーライス
シグネチャーメニューのタイ産の蟹味噌のグリルとスティッキーライス。
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とても小さいタイ産の蟹の蟹味噌は、そのままで味わうと、少しスパイシーですがとても濃厚な味わいです。笹で包んで蒸したライススティックに、蟹味噌をディップして食べると、また違った味を楽しめます。
カオパンパック
7日間、発酵した白米と赤米を使って作ったライスペーパーとカブの前菜。
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タイの酸味の効いたソースを掛け合わせて頂きます。
発酵させた米で作ったライスペーパーは、もちもちとした歯応えと野菜のサクサクとした歯応えが、同時に味わえる一品です。
トムカーガイ
タイ産のオイスターを使ったタイ風牡蠣スープ。
テーブルで、生の牡蠣に熱々のスープをかけて、半茹でにします。
トッピングした、泡立てたココナッツスープを混ぜて、まずは酸味の強いスープと、半茹での牡蠣を頂きます。
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左上の牡蠣殻の中には、ミキサーした牡蠣の旨味が凝縮したクリーム。
スープに混ぜると、スープの酸味がまろやかになり、2種類の味が楽しめるスープです。
ナムプリックオン
メインの前の口直しの冷製トマト。
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いろんな種類のトマトペーストに、トマトと蜂蜜で作ったかき氷をその場でシェイブして、トッピングします。トマトのペーストは、無茶苦茶濃厚で、今までスパイシーな料理で疲れた舌を、冷たいシャーベットと酸味の強いトマトがリフレッシュしてくれます。
メイン:タイ産の魚のグリル
タイでその日に採れた魚のグリル。
その日に採れた魚を調理するので、毎日変わるそうです。
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普通におろした切り身に見えますが、綺麗に骨を取った魚の身の色々な部位を組み合わせて、切り身に見立ててます。
上の様々な地方の香草と一緒に食べると、魚の色々な部位の歯応えや味の違いを感じられます。
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タイの様々な地方の香草を、これだけ使っています。タイのハーブ料理の奥深さを感じられる、とても美味しい一品です。
メイン:肉料理
メインの肉料理は、ラム肉とインド風マッサマンカレー。
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スプーンとフォートしか用意されなかった時は少し驚きましたが、ラム肉は、ナイフが必要ないくらい筋肉の筋、一つ一つがほぐせるほど、柔らかくローストしています。
ビリヤニ風に炊いたタイ米と、カレーソース、ピクルスと一緒にいただきます。
スープは、舌の上では甘酸っぱく感じられますが、喉の奥でスパイスの辛味を感じる不思議な味です。
レススパイシーでお願いしましたが、こちらのカレー、かなり辛いです。ピクルスの甘さのおかげで完食できました。
デザート:パイナップル
最初のデザートは、プーケットのパイナップルのカードとバジルソース。
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甘味を抑えたパイナップルのカードと、バジルソースが、辛さで疲れた舌をさっぱりリフレッシュしてくれます。
デザート:カボチャの4種のデザート
パンプキンを使った4種のデザート。
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アイス、スポンジケーキ、その場でフランベしたコンポート、クリームと、どれも手が込んでいます。
全てカボチャですが、一つ一つ異なるカボチャの甘さを味わえるデザートです。
デザート:タイの地方の一口デザート
タイの東西南北の各地方のデザートの盛り合わせ。
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左の黒胡麻のクリスピークッキー、ダークチョコレート、パンダンのカップケーキ、マシュマロと時計回りに頂きます。
どれもこれも想像以上の食感と味で驚かされます。
黒胡麻のクリスピークッキーは、お皿の黒胡麻をつけながら頂きます。
ダークチョコレートは、口の中でダークチョコレートの苦味を感じますが、ダークチョコレートを割ると、中の強烈なライムの酸味が、口の中をさっぱり爽やかにしてくれます。
パンダンのカップケーキは、中のクリームが複雑で、形容できないです味ですがとても美味しいです。
ピンクのマシュマロは、ふわふわとした食感で、舌の上でとろけます。
様々なタイの伝統的なお菓子を楽しめる、食事の締めに相応しいデザートです。
最後に
今回頂いた11-Course Tasting Menu、お店のコンセプト通り、様々な地方のタイを深く味わえる料理です。
日本産を中心に、世界中の食材を使ったシンガポールのファインダイニングとは異なり、地産地消、旬のタイ産の食材にこだわった、伝統と文化を感じられるコースです。
シェフの創意工夫を凝らした料理は、見た目はもちろん、味も驚くような味ばかりです。
どれも食べたことのある味の料理だけど、香草と香辛料の使い方が独創的で、とても美味しいです。
お店の雰囲気やスタッフのホスピタリティも素晴らしく、また行ってみたいレストランです。
ひとつだけ残念だったのが、レストランのネットワークの接続が悪く、クレジットカードの決済が出来ませんでした。
自分は、タイのQRコード決済Prompt Payと提携しているシンガポールの口座から、QRコードで支払うことができました。
日本から来られる方は、念のためタイバーツのキャッシュを用意しておくことをお勧めします。
タイ料理好きの人は、ミシュランガイドやASIA BEST RESTAURANT 50にリストアップされる前に、絶対行くべきレストランです。
シンガポールを拠点に東南アジアの最新情報をインスタグラムで発信中です
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