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多民族国家で強く生きるには。仕事編①

移民で形成される多民族国家カナダ。先住民、数世代にかけてカナダに住むカナディアン、そして私のように新規で世界中からやってくる移民など、さまざまなバックグランンドを持つ人々が共に暮らしています。

私は現在保育士としてカナダで働いています。職場にはローカルのカナディアンから、インドやパキスタン、中国や韓国、日本人やアルゼンチン人、南アフリカからの移民などさまざまな国籍の人が在籍しています。また、年齢層も20代〜50代までと幅広いです。

様々な価値観を持つ人々と仕事をする中で日本人的な価値観で全てを通そうとすると、苦しくてやりづらい場面が多々あります。
多民族国家、そして西洋文化の社会で、どうしたらしなやかく強く生き抜けるのか、そんなことを日々試行錯誤しているところです。

職場の同僚たちから学んだライフハック?を、自分へのリフレクションも兼ねて記録したいと思います。

ディレクターに物怖じせず、自己主張する20代前半のインド人

先日職場のトップであるディレクターが、プレイグラウンドに子供達を連れてきた20代前半のインド人職員に対して「今はあなたのクラスが来る時間じゃない。ルーティーンを理解していないのか?」と強めの口調で指摘していました。
それに対し彼女は、仁王立ちでしっかりディレクターの目を見て、「あなたが以前のメールでみんなに伝えた通りわたしは行動している」とスパッと言い切っていたんです。
「強。。。!」と思いました。

結果、ディレクターは「わかった、メールを見直してみる。でも気をつけなさい」と対応。
その後、全クラスに各クラスのプレイグラウンド利用スケジュールが配られました。

原因と結果

  • 実は他の職員たちも、プレイグラウンドの利用スケジュールについて困惑していたが、たまたまタイミングでその職員が注意の対象になってしまった。彼女が自分の行動理由をクリアに説明したことで、ディレクターが「プレイグラウンド利用のスケジュールが明確でない」という問題点を理解した。

  • 結果、ディレクターはプレイグラウンド利用のスケジュールを作成し、全クラスに配布した。

簡単に謝らない

「日本人はすぐ謝る」ことで有名だと思いますが、わたしもまだまだその類です。これまでの経験上、海外で簡単に謝ることは自分をよい立場には導いてくれないということを痛いほど感じています。

謝る前に、本当にその必要はあるのか?一度自分に質問してみましょう。

自己主張はしっかりと


特に自分より目上の立場の人に対しては、何か指摘されたら自分が悪くなくても、とりあえず非を認めて謝っとくという対応を取る人も少なくないのでしょうか?

私たち日本人は、自己主張することに慣れていない人が大半だと思います。自分の権利は自分獲得するカナダの社会では、自己主張ができることははとても大切。

お互いにリスペクトし会える関係を築く

自分を相手より下げて弱さを盾に自分の立場を確保する姿勢

自分を相手と対等の立場に置いてきちんと自己主張する(臨機応変に)

20代のインド人同僚の力強い姿を参考に、わたしもすぐに謝らないこと&自己主張を練習して生きたいと思います〜!


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