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食と暮らしを実験するうふふが 日々のうふふを探求して発信するミニコンテンツです。 毎週…

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食と暮らしを実験するうふふが 日々のうふふを探求して発信するミニコンテンツです。 毎週金曜日17時に更新! ⚫︎ https://u-fufu.com/

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はじめまして

わたしたちは おいしいもの 楽しいこと ばかばかしいことが大好きなふたりです。 年齢も性格もバラバラでお互いに得意なことが違うそんなふたりが不思議な縁に導かれ、一緒に「うふふ」を作りました。 うふふとは 食と暮らしについてそれぞれ違う場所で提案するふたりが自由にもてなしを実験する場所。 おもわずうふふ、と綻んでしまうような美味しくて楽しい時間のこと。 春夏秋冬、季節ごとにうふふの食卓を提案してゆきます。 そしてこのnoteでは日常の些細な出来事の中から日々のうふふ、を拾

    • U FU FU LETTERS START!

      5月の読書で紹介したNews from Paradise。 この本を紹介することに決めてから、私たちも手紙をやり取りするように対話をしたら面白いんじゃない?とアイデアをもらい、noteの連載として文通を始めることにしました。 私たちは似ているところもあり、でも基本的に全く違うでこぼこコンビ。 思考回路が真逆の二人だから、一つのことを進めるにもすんなりとはいかなくて、一つ一つ擦り合わせながら、一生懸命お互いと向き合って活動をしています。 この往復書簡は、まだまだ知らないこと

      • 5月の読書「News from Paradise ②」

        いつものように、飲んで食べてたくさん話したある夜。愛読書の「News from Paradise」をともちゃんに貸したら、とっても気に入ってくれた様子がうかがえた。 ともちゃんが、ゴミのことで胸を痛めていたことを以前聞いたことがあった。そのことがこの本の中で気づきがあったこと、すっきりできたことが知れてとても嬉しかった。どこにどんなヒントが隠れているかわからないなぁとしみじみ嬉しく思った。 違うところを持ち合わせてるわたしたちが一冊の本を良いと思えたこと。ふたりそれぞれの目

        • 5月の読書「News from Paradise ①」

          まさみさんとの話の中でパトリスジュリアンさんの話題が上がり、彼のことを知らなかった私にこの本を貸してくれた。 「News from Paradise」 よしもとばななとパトリスジュリアンの往復書簡をまとめた共著。 内容はお互いのプライベートなこと、子育てや仕事について、あらゆる物事への考え方。深い話が繰り広げられていて興味深く、特にパトリスさんの哲学的な言葉に夢中になって読んだ。 昔読んだばななさんの小説の中で、タイトルと細かい描写は覚えていないけどずっと心に残っている内

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        はじめまして

          お花のこと

          食卓にお花を飾ること。 理想的だけれどなかなかできないのが現実。 香りの強いお花だったら食事の妨げになることもあるかもしれないし、花を買うという行為が日常的でないとなおさらのこと。 だけど、月に一度でも良いからお花を飾るということをしたり、人から頂いた時にこそお花のある時間を長く楽しみたい。 ある人から誕生日プレゼントにお花をいただいた。 小さな白い花とユーカリのシンプルで爽やかな花束は、まさにその人そのものだった。 帰宅してさっそく飾った。リビングでいちばんよく見える場

          お花のこと

          料理のこと

          うふふでは季節ごとに4回。 季節に合わせた食卓、というテーマで料理を作りしつらえをする。 おもてなしという非日常を日常に落とし込む実験でもあるし ふたりとも凝った料理はできるだけ避けたいので、手軽で美味しいものが一番。 だけどうふふの料理なら、普段はしないこともできてしまうのが不思議。 撮影時は丸一日時間を取って料理をして、食事をする。 料理を作って食べるということに全身全霊向き合える貴重な時間。 まさみさん宅の気持ち良いキッチンでの料理はまた格別で、ちょっと神聖な気持ちに

          料理のこと

          器やしつらえのこと

          食卓まわりのことが好きになったのは、今から20数年前の義母との食事会がきっかけだった。 夫の実家にごあいさつに伺った日、料理は苦手なのと言いながら義母は手料理をふるまってくれた。よく焼けたステーキと、付け合わせの緑色のインゲンと白いじゃがいもが淡いベージュのお皿に美しく配置されていた。フチがちょっと上がっている薄くて平らな味わい深いそのお皿は、陶芸や油絵を趣味としている義母が作ったものだった。土でできた温かみのある器のおかげか、緊張が少しずつほぐれていったことを覚えている。

          器やしつらえのこと

          うふふとお酒の良い関係

          わたしたちの提案には、必ずではないですがお酒が登場します。 ふたりで食事をするときにも、料理にどんなお酒を合わせようかと考えることも楽しみのひとつ。 「今日も一日お疲れ様!」 乾杯から始まる私たちの食事会。 料理とお酒を「美味しいね、美味しいね」と 味わいながらゆっくり近況を話して、まだまだ知らないお互いのことを質問しあったり。 うふふのアイディアを話しあったり、煮詰まったり。好きなお笑いネタを見て、お腹が捩れるほど爆笑したり・・ お家ということも相まって、 心も体もほぐ

          うふふとお酒の良い関係

          ふたりのなれそめ 完結編

          まさみが茅ヶ崎に引っ越してから、定期的にともみの店に遊びに行くようになり、まさみのオープンなキャラクターのお陰ですぐに打ち解けた。仲良くなりたいな~とお互いに心の中で思いながらも、いわゆるお客と店主として良い関係を続けていた。 2022年の秋。 ともみが行った映画上映会のマーケットにまさみのうさぎぼうしんぶんを出展したり、うさぎぼう×フードベースのコラボしんぶんの話を始めたりと仕事の話をする為に、少しずつ会う機会も増えていた。 そして運命の2023年春。 ひょんなきっかけ

          ふたりのなれそめ 完結編

          ふたりのなれそめ ともみ編

          店をオープンしてまだ1年と半年のころ。 とてもおしゃれな雰囲気の背の高い女性がふらりと入ってきた。 商品を眺める眼差しから、お店のことを好意的に受け入れてくれている感じが分かり、なんだか安心して、嬉しかった。 その彼女が突然、引っ越しの検討の為に茅ヶ崎を訪れているけれど少し心配なこともあると話をしてくれた。 その話からとても素敵なお家を検討していることが分かり、そこまで気に入ることのできる家ってどんな感じなんだろう・・と思いながら、ワンちゃんを飼っているという情報から勝手に

          ふたりのなれそめ ともみ編

          ふたりのなれそめ まさみ編

          茅ヶ崎に引っ越しを検討していたわたしは、物件の内見をする前日から茅ヶ崎に一泊しようとペットと一緒に泊まれるホテルを予約した。そのホテルから徒歩数十秒のところにともちゃんが営む店があった。 一瞬通り過ぎてしまいそうなぐらいな控えめなたたずまいにときめいた。きらびやか、自己主張、これでもかと目に飛び込んでくる情報にはうんざりしていたのだ。 暦は秋にさしかかった頃だったけれど、その日も暑かったような記憶が。足を踏み入れた店内は電気が点いておらず、そのほの暗さが涼しさをも感じた。

          ふたりのなれそめ まさみ編