インシテミル、インしてみる?

 インシテミルは読んだことあります。とても面白い小説だった。日本語の意味を考えてみる。インしてみる?どこに?自分の中に。

 授業が始まって一週間。抜けもあって生徒に平謝り。ごめんな。言ったから解決するわけじゃないんだけども、ごめんなさいって言えない人も多いよな。プライドが邪魔をするんだろうけど、そんなプライドなんていらないね。悪かったらすぐに認めて反省する。言葉と態度で伝える。同じ失敗もするだろうけど、そうやって成長していくもの。人によって謝れないというか自分の非を認められない時期もあったんだけど、結局自分が悪いことには変わりないからって考えるようになった。

 もちろんまだまだ未熟で、人によってというか苦手な人、合わない人によっては腹立つなーって会感じる事もあるんだけど。まあそれは人間だから仕方ない。聖人君子ではないのでね。でも、それはそれでこれはこれだと分けて考えるようにしている。

 いろんな意見があるので、誰にとっても最高の方法なんてない。選ぶことによって誰かが喜んで別の誰かが泣いている。それは決断する自分が背負うことかな。誰もが背負わなくてはいけない責任。自分の分はしっかり背負える人間でいたいな。

 色んなことを考える毎日。まずは仕事。教師は僕の天職だなって思えるようになってきた。自分に合う仕事なんかないって思ってたけど、そんなこともないんじゃないかな。少なくとも面白いし、やりがいあるし、毎日が刺激的。そんな自分にインしてみる。

 プライベートは充実してたんだけど、最近はそこそこ。コロナでかいな。人と会って飲んで楽しく話す。一人でぶらぶら街を歩いて、面白い本やかわいい服を探す。街ゆく見知らぬ人を見て、ファッションを参考にしたり羨ましがる。一人でいることが多くなった今、僕の毎日は少しつまらない。サブスクで映画観て本読んで走ってはいるんだけど。人と当たり前に触れ合える環境だと気付かなかったことにがある。

 趣味も多い。一人でも楽しい。なんて言ってたし思ってたけど、それは誰かと会えるから思えてたんだなって。僕の中身は結局誰かとの思い出で埋まったんだ。知り合いでもそうでなくても。画面越しで会えるだけで嬉しい。マスク越しで見るだけで楽しい。話せれば猶更。こんなことは当たり前だよって言われるとそうだ。でも全然気付いてなかった。

 藤くんは「本当の大事さは いなくなってから知るんだ」って唄った。まだいなくなってない。皆頑張ってる。インしてみたら、今の自分が分かった。待ってるんだ。またみんながみんな楽しめる時間を。すぐに来る。そうだよ。

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