でっていう。

 「でっていう」とは、昔CMで窪塚さんが言ったセリフです。元々はヨッシーがタマゴから生まれる音なんですが、意味は「だから?」「それがどうした?」みたいなニュアンスですね。

 「でっていう」って思うことが、結構多い。これは仕事をする上でなんですけど。まあ、仲のいい人でちょっとした愚痴をこぼすくらいなら仕方ないかなと納得するんです。僕もやってるから。でもね、いちいち全部報告する必要なんてないと思いません?

 例えば、今日言われたこと。「先生のクラスの子さ、授業態度悪いから怒っちゃったよ」うん、それで?当たり前のことやないですか。態度悪かったらそりゃ怒りますわなあ。んで、その子について色々関係あることないこと言ってくるわけですよ。知らんがな。少なくとも、僕の授業では迷惑を掛けることもなく頑張っているからね。それ言ったら、「女の先生をなめてる」とか言い出す。いや、そうじゃなくてさ、あなたの授業じゃないの?

 高校生は選んで来ているんだからね。その分、僕ら教師に生じる責任はなに?ちゃんとした授業することでしょうよ。だいたいね、プロなんだから寝てる授業するなんて恥ずかしいと思った方がいいですよ。そりゃあ生徒にも努力義務はありますよ。しかし、それに甘えて、おんぶにだっこして、生徒のせいばっかにすることは果たして良いことでしょうか。

 寝てたら起こせばいいじゃん。聞かなければ聞くような工夫すればいいし、時には聞けよって言えばいいじゃんかよ。めっちゃ簡単なこと。それもしないで、ただただ責任転嫁して、こっちに謎の報告をしてくる。いや本当に謎ですよ。だって、聞いてどうすればいい?どうしてほしいとも言わないんだから。なら言うなよ。

 あのね、ちゃんと考えて下さい。その報告は自分の指導力不足をただただ露呈するだけです。協力して何とか良くしたいならまだしも、勝手に自分の力量不足を生徒のせいにしないで。

 極端なこと言うつもりはないけど、構図だけ見るとお客様だからね。そいつらを馬鹿にして何が楽しいのさ。それよりも、自分の研究不足・力量不足を恥じて下さい。そうやって、日々試行錯誤して工夫して失敗して成功して向上してこそ先生は楽しいのにさ。人のあら捜しばっかりして何が楽しいの。

 とりあえず、しょーもない。こんなことにイライラしても仕方ないけど。仕事に誇りを持って、ちゃんとした正しいことを日々実践できるように努力を続けましょう。

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