トラウマを減らす方法(過去話あり)

今回は、過去の大きすぎる感情をどのように整理していけばいいのか、その方法について、私なりに語れる範囲で紹介しつつ、自分なりに考えていこうと思います。

追記:今回は私のトラウマについて記述がありますので、閲覧する際は予めご注意ください。

私が抱えていた(未だに思い起こして苦しむことはある)感情としては、”大人から理不尽に起こられた経験”でした。

属性としては、教師と親から受けたものです。
当時の僕は、訴えを起こしても圧されるばかりで、感情を飲んだままに大人になりました。

大人の男性は未だに受け付けないです。これを恐らく、トラウマと呼ぶのでしょう。

私が24の頃、この感情を整理する機会がやってきました。
当時の学校に衝動的に電話を掛けたのです。
電話の対応をしてくれたのは、現教頭でした。
この時の私は感情を抑えられなくなっていました。
色々と、追い詰められていたのです。

電話口で私は『かつて体罰を受けていました。当時の教師を社会的に破滅させるためにはどうしたらいいですか?』と訴えました。これは心の叫びにも近いでしょう。

教頭は、ゆっくりと話を聞いてくれた上で、『そんなことがあったんだね、私は当時の学校に居たわけではないけど、申し訳なかったと思う。』と言ってくれました。

私はこの会話に救われました。当時、周りの大人は私の話を真剣に聞いてなどくれませんでした。子供の頃の私には、”話を聞いてくれる大人”が必要でした。そしてその埋まらなかった経験を、この時、埋めてもらったのだと思います。

また、トラウマになるような相手に対して話し合いによる解決を望むことはほとんど不可能でしょうから、こういった第三者が感情の消化についての手伝いを行ってくれた今回の例は、トラウマを減らすための方法として非常に良いものだったのではないかと思っています。

親に対するトラウマの軽減方法に関しては、前述と同じ時期に、私の体調が優れないままに、親本人に対して直接怒りをぶつける形となってしまいました。

これは、あまり賢い方法ではないと思います。
繰り返しにはなりますが、”話の通じる相手であれば、このようないざこざは生じるはずもないため”です。

私の親は、子供である私をいつも怒鳴っていました。
これには私が知りえなかった裏の事情があったのですが、かといって暴力は暴力ですから、心の傷としては十分に刻まれました。

後に知った事情としては、母親が精神疾患だったがためにいつも家でその対応に追われていて、心的な余裕がなかったらしく、怒鳴ることしかできない状況にあったようです。

それから離婚するなど、状況の変化があったために、言葉の通じる人間に変化していることは把握していたので、感情のままを吐くことが出来た。という面もあります。

本来は推奨されるような行動ではないでしょう。

長々と語ってしまいましたが、本筋に戻りましょう。
要点はこうです。
過去のどうしようもない感情があるのなら、それを傾聴してくれる人間を見つけ出すことです。何事も一人で解決することは難しいものです。

こうして、noteに書いてみる。という方法も、ひとつ有効かもしれません。
ゆっくりと落ち着いて感情を吐き出せる場所が必要になってくるということです。そのために、相手役には傾聴するスキルが求められます。

また、”大人に理不尽に怒られた経験”とは、逆に言えば”話を聞いてくれる大人がほしかった”と言い換えることが出来ると思うのです。

トラウマの原因の逆となる、安らげる要素を考えて、その相手を見つけ出すことも重要かもしれません。

これは私の持論ですが、人間を救うのは人間だと思うのです。
話を聞いてもらうという経験によって、少しづつトラウマの濃度を減らせると考えています。
カウンセリングを利用してみるのもいいと思います。
重たい話は、するのも大変ですし、聞くのも大変ですからね。
自分の感情も態度も状態も委ねられる場所と相手を確保することが大切になるでしょう。

最後に
ここまでnoteを読んでくださってありがとうございます。
今回は私の過去に関する記述が多くなりました。
書くのも、(昔ほどではないですが)胸が詰まりましたし、きっと読んでいる方にとっても少なからずの負担になったことと思います。

今更ではありますが、すみませんでした。

未だにトラウマに感情を引き摺られることもしばしばあるので、完全に拭い去ることはもしかしたら、いや、多分、出来ないのだと思います。

それでも、また生きようと思える状態まで戻ってくることが出来るように、吐き出しながら過ごすことが出来たなら、少しは救いになるのかなと、書いていて、思いました。

これを読んだ方たちにも、出来るだけ安らぐ何かがありますように。

また明日も更新しようと思います。
それでは、おやすみなさい。よい夢を。

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