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信じてもらえることの大切さ。
こんにちは。
拙い文章ながら、皆さんにフォローやスキをいただき
大変励みになっています。いつもありがとうございます。
今回は私の人生に大きな影響を与えてくれた先輩社員の話です。
先輩はすぐ会社を辞めてしまったので、私のその後の成長を報告することや
感謝の気持ちを伝えることができませんでした。
この場を借りて、御礼の気持ちを書いていきたいと思います。
大学生から社会人に。
私は大学を卒業し、地方から東京に上京し
成果競争の激しい企業に入社することになります。
前の記事【大丈夫、あなたの強みはなくならない。】では
偉そうなことを書きましたが成果を出す前は本当に散々でした。
参照:https://note.com/uewo_muite/n/n3da22b3f9ee7
良い先輩に出会い..と書いてますが、それが佐藤先輩です。
業務で最低限必要な関東の地理/路線情報が地方出身者だったので分からず、
それに加え初めての一人暮らし、友達も周りに居ませんでした。
それに比べると同期たちは、関東出身で、基礎知識があるメンバーだった
ので、私は最初の段階から大きく差が付いていると焦っていました。
誰にも期待されていない、見返すチャンスもない。
基本的に新人には商談のチャンスが回ってきませんが
ごく稀に初期商談だけできるチャンスが回ってきます。
初期商談は、苦手な地理的な説明の部分だった為、私には
そもそもその機会が与えられませんでした。
それならば、と自分で開拓しようとしますが社内に成功事例もなく
試してみては、失敗し、先輩たちに「無駄」と笑われる毎日でした。
(これ、本当に相当辛かったなぁ..泣)
そんな中、唯一自分を信じてくれた佐藤先輩。
中途採用で入社してきた係長の佐藤さんは、そんな私に
何を、どうやっているのか、一通り質問をして。
部長と課長に「のんびり屋さんは、私が教えます。」と話を切り出し
私は、本当に驚きました。
当時はこんな感じのやり取りが事務所内でありました。
佐藤さん:「のんびり屋さんは、私が教えます。」
先輩 :(笑い声)
課長 :「えっ、なんでですか?」
部長 :「見る目、ないですよ」
佐藤さん:「いえ、彼ならできます。大丈夫です。」
それ以上、佐藤さんに意見する人は居らず、そのまま私は
佐藤さんと一緒に業務を行っていくことになります。
当時は、本当に涙が出るほど嬉しかったです。
まさかの佐藤さんは2ヶ月で退職。また1人に。
商談の事前準備から商談の流れ、顧客開拓のやり方など、付きっきりで
教えてもらい、徐々に感触が掴めてきました。
そんな時、佐藤さんから会社の雇用条件が話と違う為
辞めるということを聞きます。
まさに青天の霹靂。
驚きましたが、それまでに出来る限り教える時間を作るという話をされ
私も覚悟を決めて、今まで以上に一生懸命取り組みました。
ただ佐藤さんは間違っていなかったと証明したかった
佐藤さんは居なくなったけど、自分には見返したいことがありました。
それは、佐藤さんに対して、間違っていると言った人たちに、間違っていなかったとどうしても思わせたかった。(佐藤さんは気にしてなかったけど..)
それから、教えてもらったことを愚直にやって、改善して、徐々に成果が出始めました。
結果、3年連続MVPと成績1位。
成果が出始め、商談のチャンスを掴み..気付けば表彰されていました。
その頃には誰にも期待されなかったのが嘘のように頼られ、任されるように
なっていました。当時のMVPも2位の人と6倍程差があったので今でも新記録のはずです。
自分が特別だったのではなく
信じてもらえたから頑張れた。
佐藤さんは、データを使った提案と事前の資料準備が完璧な方でした。
様々なことを学びましたが基本的な仕事への姿勢は、いまでも私の基礎になっています。それは、必殺技のような特別な方法ではなく、基本的なことを泥臭く、地道に、創意工夫しながらやっていくという内容です。
私自身に特別な能力があった訳じゃなく
その上で、私になら出来ると言ってくれていたのだと
この会社を退職する時に気付きました。
そんな私もいまでは先輩に。
私がしてもらったように、私も会社で気にかける人ができました。
まだまだ佐藤さんのようには、なれていませんが、これからも頑張ります。
最後に。
佐藤さん、その節は大変お世話になりました。
あの時の御恩は決して忘れません。
本当に有難うございました。
おまけ。
佐藤さんは、初めは料理人だったと話されていました。
事前準備(仕込み)を徹底されていたのは、その時の名残なのでしょうかね。
長文にも関わらずお読みいただき、ありがとうございました。
t0m0y0様、イラストお借りしました、ありがとうございます。
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