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論文メモ3 長嶋圭哉「「日本壁画」の古典化をめぐってー法隆寺金堂壁画と近代日本画」
今日紹介するのは、長嶋圭哉「「日本壁画」の古典化をめぐってー法隆寺金堂壁画と近代日本画」(『クラシック モダンー1930年代日本の芸術』せりか書房、2004年)です。
目次:
はじめに
多面体としての古典ー揺れる「法隆寺金堂壁画」観
復興する壁画ー「三分法」で描かれる日本壁画史
堂本印象の壁画制作ー戦争画と仏画
おわりに
昭和戦前期から戦中期の日本画における壁画への意識や制作との関係を探られていて、興味深い論考でした。
堂本印象や東丘社の戦争画の話も、興味深い。
私が今度紀要に書いた論考で、小川千甕さんが西欧遊学から帰るとすぐに法隆寺金堂壁画を見に行って、どうもイタリアで見たジォットのフレスコ画と対比するものとして見ているという話が出てくるのですが、それは1910年代初頭でこの論考で扱ってるのとは時期がズレるのかな。この論考を踏まえて、自分でもよく考えてみようと思いました。
29分
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