【INTJ】やり返されると被害者ぶる女と男女平等の話

最近ネットを騒がしている女優さんとVtuberさん。
私はどちらの人もよく知らない立場で書かせていただく。2人を批判するつもりはない。

私は、芸人の誇張したモノマネもミームも、楽しく見ていた。ファンでもアンチでもないから、単純に芸人やミーム作者のセンスの良さに笑ったのだ。
またネットが炎上してるな、と思った程度だった。だが、Twitterで「被害者ぶって暴れる女に対して世間の目が厳しくなっている」という指摘を見て、疑問を持った。ポストした人は男性だったからそう思ったのかもしれない。

女性の私から見ると、「被害者ぶって暴れる女はパージされる」のが当然だと思ってたからだ。
小学生くらいの頃は、よくこの手の女を観測できた。暴れるとまでは言わなくても、悪口を言い返されたら泣く、無視をされ返されたら先生に言いつける。私はこういったタイプの女のターゲットにはなりにくかったので、第三者的な目線で見ていた。
私は、相手が被害者ぶっても、自分の親にも先生にも相手の親にも、烈火の如く怒り狂って抗議するタイプの気の強い女児だった。触れたらめんどくさいと思われたのだろう。

中学高校くらいになると、被害者ぶって暴れる女たちは、「うざい女」として認識されるようになった。先生の影響を受けにくくなる年齢だから、陰口も叩き放題になる年頃だからかもしれない。露骨なイジメに繋がった例は私は見たことはないが、みんなに敬遠されるのだ。

社会人になると、その傾向はさらに強くなったような気がする。子どもの頃は泣いた者勝ちだったが、大人になると社会人失格の烙印を押されるようになる。私が女性が多い職場ばかりにいたせいかもしれないが、「泣けば済むと思ってるの?被害者ぶってこっちを悪者にするつもり?卑怯だし最低」と詰められているのも見たことがある。

男性諸君が思っている以上に女性社会は厳しいのだ。女性社会で迫害されると、よほど外見が良くて男性に庇ってもらえない限り詰むのだ。
女優さんとVtuberさんは一般社会で平凡に暮らしている女性ではないので、この女性社会特有の抹殺システムに引っかからずに生きてこれたのかもしれない。

だが、私は女だからそういう世界を見ていたのだな、と思った。たとえ男脳だろうと、気が強かろうと、INTJだろうと、私は女だ。女性は女性と対等だからこそ、言いたいことが言えていたのだ。
男性だったらそうはいかないのだと、気付いた。女性が男性に暴力を振るうより、男性が女性に暴力を振るう方が世間の心象は悪い。悪口も叱責も茶化すのもやり返すのも、男性が女性にした場合、やはり男性が悪者になってしまうのだろう。
未だ男性は女性を傷つけてはいけない、という価値観があるのだろう。

女優さんやVtuberさんが、自分は女性だから許されると思っていたかどうかは知らない。だが、「女性だから」を言い訳にしたいなら、当然「男性だから」を認めなければいけない。と、私は思う。
女性だから守られたい、を成立させるためには、男性だから守られたい、も成立させなければならない。そうでなければ、不公平だ。

こういう考え方は、男性に迎合しているように思われるかもしれない。だが、男性が声を上げても取り合ってもらいにくい現状で、女性である私がいう価値はあると思う。男性のためでもなく、女性のためではなく、私の思う理想のためにではあるが。
以前別の記事でも書いたが、男女平等の道はまだまだ長く果てしない。それでも、諦めずに過渡期にいる人間として考え続けないといけないのだろうな、と感じた。

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