INTJが本田40式認知特性テストやってみた話

これ。LINEで友達登録しなければ受けられないのが面倒。たまたまSNSで見かけて興味本位でやってみた。

認知特性って何?って人はお近くのGoogle先生にお尋ねください。
要は情報認知の得意な方法を知るための診断ツールだ。ややこしい名前が付けられているが、6つのタイプに分類される。
視覚優位、言語優位、聴覚優位の3つがそれぞれさらに2つに分かれて6つとなる。

診断を受ける前に、自分はどのタイプだと予想するかを聞かれる。ファンタジータイプかカメラタイプだろうと予想し、ファンタジータイプを選んだ。
耳で聞くより目で見る方が内容が頭に入りやすいため、聴覚優位ではないだろうと思っていた。

結果は、辞書タイプだった。私は無料版を受けたので他のタイプのスコアは見れないのだが、一番高いスコアが辞書タイプだ。
小説を読んで、あるいは仕事の説明を聞いて、こんな感じかな?と想像するタイプだと思っていたから意外だった。ファンタジータイプもそこそこスコアは高く出ていそうな気がする。

辞書タイプは、別名「言語抽象タイプ」とも言うらしい。図式化して覚えることが得意だそうだ。
確かに、歴史上の人間関係を相関図にしたり、何かを覚える時に図にしていた。職場の人間関係も相関図を書いていたが、悪の教典の蓮見が同じようなことをやっていて怖くなってやめた。

この診断を受けていくつか思い出したことがある。
私は子どもの頃、辞書が好きだった。自宅にある事典だけでは物足らず、図書館に行って国語辞典を見比べていた。〇〇事典と名のつくものは大抵好きだった。辞書タイプ=辞書好きではないが、ふと思い出して我ながら気持ち悪く思った。どんな子どもだ。

これで私の苦手の理由が少しわかった。
私は恥ずかしながら、九九が言えない。掛け算はできる。紙に「7×6=」と書かれていれば当然42と書き込める。だが、「シチロク?」と聞かれても言葉が出てこない。「7×6」と「シチロク」という音が脳内でリンクしていないのだ。
掛け算の概念は理解しているし、掛け算はできる。暗算は苦手だが、掛け算自体はできる。だが、九九が言えないと掛け算ができない人のように思われてしまう。音声処理が苦手なだけなのだろう。

暗唱で覚えるにしても、憲法の前文のように文自体に意味があれば覚えられる。憲法の三原則とセットで覚えれば、暗記すること自体は難しくない。暗記自体は苦手ではないのだ。
百人一首も上の句と下の句を意味も合わせて覚えていた。歴史や古文が好きなことも相まって、学校の百人一首大会は優秀賞をもらった。ささやかな自慢だ。

九九を暗唱すること自体は意味があると思う。聴覚優位タイプには最も覚えやすい方法だろう。覚え方が私には合わなかっただけだ。
そう思えば苦手分野だと思っていたことにも手が出しやすくなる。私は恥を晒すが、算数が掛け算レベルで止まっていた。だが大人になっても触れてみると、図形問題も文章問題も決して嫌いではなかった。高校レベルになると難しいと今でも思うが、中学生くらいの数学なら難なく解けた。

九九で躓いて以降、算数は苦手だ出来ないと思っていたが、音声処理が苦手なだけで他の方法によるアプローチがあれば、算数も苦手意識を持たずに済んだのかもしれない。
時すでに遅しで終わらせるのは悔しい。せっかく自分にあった方法を見つけたのだから、学び直すのもいいだろう。かつての自分を慰めるために、学び直しと洒落込むのも良さそうだ。

せっかく私は独身貴族をやっているのだ。時間はたっぷりある。有効活用してみようか。
私は言語が好きなのだが、言語学は意外と理系科目だ。数学的センスを磨けばさらに言語学の理解が深まるかもしれない。生涯学習で総合学習だ。
苦手を知って得意を知れば、学ぶことが楽しくなる。大人の自由研究だ。こんなことができるのは、大人の特権だ。

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