2023年プロ野球戦力総括③DeNA・ソフトバンク

前回からだいぶ間が空いて、もう2024年の開幕も近くなっちゃいましたが、2023年の戦力を総括していきたいと思います。
今回は両リーグ3位のDeNAとソフトバンク。

横浜DeNAベイスターズ

投手成績
野手成績

「揃えば強い」と言われ続けた先発投手陣が揃い、上々のスタート。
途中加入のバウアーに今永、東を加えた12球団屈指の強力3本柱を形成。
しかし4番手以降の石田・濵口がピリッとせず、大貫・平良も期待されたほど独り立ちせず表ローテと裏ローテの差が激しくなってしまいました。
リリーフはエスコバー、山﨑、三嶋ら長年主力として支えてきたメンバーが大誤算。
ただ、新外国人のウェンデルケンやリリーフに転向した上茶谷、頭角を現した石川など、うまくカバーすることはできたと思います。

打線は牧は文句なし。宮﨑も休み休みながらキャリアハイの成績で打線を引っ張りました。
ただ、佐野が期待外れでソト・オースティンの外国人も機能せず。
結果として牧と宮﨑の2人に負担が集中する形となり、打線が「線」として機能しなかったように思います。
足が遅いので仕方ないのかもしれませんが、この2人が4番・5番はちょっと遠すぎるなあと思います。
昨季は後半失速してしまったので、1年間戦い抜くためには機動力をアップさせ上位を強力にするのは欠かせないと思います。

福岡ソフトバンクホークス

投手成績
野手成績

ソフトバンクの課題は何といっても先発投手。
42歳の和田に頼りっきりの状況では相当厳しいです。
その和田をプロテクトから外すなんてどうかしてます。
先発転向させるはずだった藤井がまた中継ぎに戻っていたり、どうも意図が見えないです。
有原・石川・東浜もベテランの域に達してきていますし、早く下からの突き上げがないと厳しい。
近年、ドラフト1位で失敗しまくっているのが響いています。
一方でリリーフは豊富。
甲斐野の移籍とモイネロの先発転向はありますが、大きなダメージにはならないでしょう。

野手は工藤政権の頃からですが、1・2番が固定できず、OPSの低い選手が入ってしまう状況がチグハグ。
2年目の飛躍が期待された野村勇も期待に応えることが出来ず、柳田・今宮・中村・甲斐らベテランへの依存からなかなか抜け出すことが出来ず、野手の新戦力定着がなかなかできていない状況です。
山川・ウォーカーの加入でスタメンの平均年齢はさらに上がるでしょう。
今季優勝できないようだとかなり痛いです。

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