うえりの激ヤバ恋愛遍歴⑤

前回の記事↓の続きです。

同じ学科のカズミさんとの食事デートまで時間があるので、色々と準備を進めることにしました。


半年遅れの大学デビュー

まず服を買いました。
お坊ちゃまで育てられた自分は、高校生まで母親に買ってもらった服を着ていました。
男子校ということもあり、そういうことにまるで興味がなかったのでそれが楽だったのです。
大学生になって一人暮らしを始めてからもしばらくはそれまでに着ていた服を着まわしていました。
しかしこれをきっかけに初めて自分で服を買いに行きました。
確かWEGOだったと思います。まあ高校生向けのブランドですよね笑。
事前にファッション雑誌とか買って研究もしましたが、初めて服を買うので何が良いのかもわからず、似合うとか全く考えずにド派手なの買ってしまいました。
当時流行ってた(?)青と白の2色のグラデーションがついたハワイみたいなシャツと、薄茶と緑の2色に分かれたレザーバッグみたいな感じで、今考えれば派手すぎて絶望的に合ってなかったと思います。

もう1つはコンタクトデビューです。
小3頃から視力が悪くなり始め、小6までは席を最前列にしてもらってだましだまし裸眼で乗り切りましたが、流石に限界が来て中1から仕方なく眼鏡をつけていました。
嫌で嫌でしょうがなかったのでこれを機に絶対卒業してやるぞ、と。
別に眼鏡自体に悪い印象はないしカズミさんも眼鏡かけてましたが、少なくとも自分は絶対に似合わないな、と。
眼科に行きましたが、ドライアイなのでワンデイしか買えませんでした。3か月で2万弱…高い…
今はさらに高騰しています。
最初は異物感があってドキドキでしたが、慣れればコンタクトは快適です。
眼鏡をコンタクトに変えるだけでなんだか自分に自信がついたような気がします。

人生初のデート

準備が整いいよいよ食事の日。
気合を入れた服装とコンタクトで来たので、いつもと違う雰囲気に驚いたと思います。
カズミさんは学校で見る姿と同じ感じで相変わらずファッションとかがぶっ刺さりました。可愛かった。
仙台駅近くの通り沿いにある建物の2階とかにあるカフェというか洋食屋さんみたいな感じだったと思います。
オシャレで良い感じのところでした。
そこでディナーを食べながら、色々質問しました。
出身とか、サークルやバイトとか、趣味とか。
会話の内容はほとんど覚えてないのですが出身は栃木だったような。
そういえば激ヤバ恋愛遍歴③で書いた学食の子も栃木だったような気がしてきました。
テレビがなくてドラマとかバラエティとか全くわからない、と言っていて、なんかイメージ通りというか、らしいな、というか、そういうところも素敵だなと思いました。
今でこそTVerもありますし大学生の一人暮らしならテレビを持っていない割合は高いと思いますが、当時は希少でしたからね。
1時間ほど話したところで、カズミさんの方から「そろそろ行きましょうか」と言われ、解散しました。
1回目のデートは1時間であっけなく解散。

どうしていつも線を引いてしまうんだろう?

その後もメールでのやり取りは続けました。
手紙でアドレスを書いたから、LINEではなくメールでのやり取りというのがなんか良いですね。
LINEをしていたのかはわかりませんが、この人とLINEをするのは何か違うな、と思いました。
ただカズミさんは多忙。何のサークルに入っていたかは忘れましたが結構真面目で厳しいところに入っていて、そこで精力的に活動していたのでなかなかお休みが取れず。
一方の私も体育会系の部活に入っていて多忙だったので、なかなか日程が合わず、そのうちにもう脈ナシだと勝手に思い込んでしまって勝手にフェードアウトしてしまいました。
その後は一度もメールをしていないし学科で会っても一度も話していないです。
こういうの相手にとってはきっと怖いですよね。
あの一日は何だったんだ、という。

ちなみにド派手なシャツはその日しか着なかった気がします笑。

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