ティザー期メインS

『ワンダー 君は太陽』ヒーローは身近にいる…その源は愛と勇気なんだ 6/15(金)公開

映画鑑賞メモ

原題:Wonder ★★★★★

※上の画像をクリックすると公式サイトに飛びます。

大好きな原作小説「ワンダー」が豪華なキャストで映画化、しかも、主人公の“ワンダー”な少年オギーを演じるのは、『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイくん!

原作でもオギーはスター・ウォーズ大好きという設定でして、

ジェイコブくんは『ルーム』のオスカー授賞式にダースベイダーの靴下を選ぶくらいスター・ウォーズ好き。ぴったり、でした。

しかも、その両親はジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソン。

すばらしい家族でした。明るく、朗らか笑顔が絶えない。

久しぶりに、ジュリアの大口ガハハ笑いを見た気がします(『プリティ・ウーマン』でも見せたアレ)。


そんな家族の揺るぎない無償の愛に支えられた勇気や、親切であろうとする心持ち、互いを認め合うこと。

それらが小さなヒーローの原動力となっていきます。

ベタでクサいメッセージかもしれなくても、温かい人間愛が映画の根幹に終始あります。


口蓋裂で生まれ、27回もの手術を受け入退院を繰り返してきたオギーは、それまで自宅学習をしていましたが、10歳になったとき、初めて学校に通うことに。彼は理科が得意なんです。

アメリカの学園ドラマやファミリードラマを観ていると分かりますが、日本の小学校5年生は、中等部(ミドルスクール)に入る学年。この進級を機に、オギーを初めて学校に行かせてみようと、両親は考えたのですがーー。


オギーの姉やその友人にも言及して原作をなぞりながらも(やや駆け足感はあるけれども)、

映画的な見せ場も! スター・ウォーズファンも歓喜することまちがいなし!

ジェイコブもあの特殊メイク、大変だったんではないかな。

本年度のアカデミー賞は『ウィンストン・チャーチル』の辻一弘さんが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しましたが、本作の特殊メイクチームも同賞にノミネートされていました。


これ、全国の小中高で課題映画にしてもいいんじゃないでしょうか。

ぜひ親子鑑賞会という形で。



また、ジェイコブくんの親友役を演じているのが、ノア・ジュプくん。

『サバービコン 仮面を被った街』ではマット・デイモンとジュリアン・ムーアの息子を演じています。この子、上手いなあと思ったら、

今年はこの『ワンダー』にも出演し、さらに全米で予想外に大ヒットしたエミリー・ブラント&ジョン・クラシンスキー夫妻の『クワイエット・プレイス』(9月28日公開)でも2人の息子役を演じています。彼にも注目です。


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