ロックンロール_

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルにて『ロックンロール』、最高に笑った


『世界にひとつの金メダル』『疑惑のチャンピオン』などで活躍するフランスの人気俳優で映画監督・脚本家のギョーム・カネ、43歳。

『パディントン2』のブラウンさんのように、いわゆるミッドライフ・クライシスに突入した彼が、まさかの行動を起こす自虐コメディです。実生活のパートナーであるマリオン・コティヤールも出演します。最高に笑えます!

フランス本国や国際映画祭では高い評価を得ながらも、日本未公開となっている最新フランス映画(ハリウッド映画でさえそうだ…)を、オンラインで楽しめる映画祭。

たいへん画期的な試みですが、今年ですでに8回目。

http://www.cinemacafe.net/article/2018/01/19/54981.html


本作『ロックンロール』はギョームやマリオンが実名で登場し、映画俳優の素顔を覗き見するようなセルフパロディが満載、マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルのとりかかりの1作目として大変おすすめです。


あらすじ

幸せに満ちた人生を送っていると思っていた、ギヨーム・カネ、43 歳。パートナーのマリオンとの関係も順調、息子もかわいい盛り、愛する家族との生活、自然に囲まれた田舎の別荘、乗馬…。

だが、共演した若手女優によれば、すべてが 「ダサい男」のイメージにつながっているらしい。ギヨームは、自分がまだまだ「イケてる」ことを証明しようと、周囲の心配をよそに、あらゆることに「挑戦」する……。


マリオンといえば、オスカー女優であり『マリアンヌ』から『アサシン クリード』まで大活躍中。劇中では、カナダ出身の若き天才グザヴィエ・ドラン『たかが世界の終わり』に出演していました)の新作に起用されて大喜び! カナダ・ケベックなまりのフランス語の練習を喜々として始めるのです。

家ではず~っとその調子。ちょっと恨めしいギョーム、しょぼん…。

そんな中、ギョームは新作映画の撮影。相手役は、ヴィクトリアズ・シークレットのモデルで、近年女優としても活動中の自由奔放美女カミーユ・ロエ(1Dハリー・スタイルズの現交際相手らしい!)。

今旬なモデルとの共演でウキウキするギョームですが、彼は彼女の“父親”役。父親かよ、ということで、しょぼん…。

また、カミールたちの女子トークに入っていったら、『この愛のために撃て』『プレイヤー』ジル・ルルーシュは「あり」だけど、あなたは「なし」と言われてしまい、しょぼん…。

しかもマネジメント会社からは「最近マリオンは何してる?」「時間ありそう?」などと、マリオンのことばかり聞かれます。しょぼん…。

そんなギョームが、一大決心をするのですが…。


PCに向かって大笑いしているので、うちの猫が何事か!と何度も様子を見にきたほど。

ギョームは今年のセザール賞主演男優賞にノミネートされています。

マリオンの普段着や保護者会ファッションもキュートでした。


なんと先週、『スリー・ビルボード』2回目を映画館で見た後、雪舞う中で人生で3本の指に入るくらいのヒドい捻挫をしてしまい、「さよなら日劇」も含めて、いろいろと断念。

その間、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(ThePost)でボブ・オデンカーク氏が大活躍しているそうなので「ベター・コール・ソウル」S1を見返してみたり、去年録画していながらちゃんと完走していなかった小栗旬と西島秀俊の「CRISIS」を見たり(アクションは日本TVドラマの域越え!←今さら)。

また、こんなふうに自宅にいながらにして映画を楽しめる機会も実にありがたいものだなと、改めて感じたのでした。


※こちらからも作品を観ることができます。

https://aoyama-theater.jp/feature/myfff2018

https://vimeo.com/ondemand/uplinkcloud103longall


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