見出し画像

UGCプラットフォームと インターネットゴールドラッシュマン

概念のまとめとしては
・金鉱山は存在する
・ただし金鉱脈は存在しない
 金鉱山を掘っていると
 掘り出したものが金だったいう事実が無から発生する
・最終的には
 つるはしとジーンズを売るやつだけになって衰退する
・”ここから金が出た”という情報は
 ”既にそこに金は存在しない”という事実のみで
 他人が同じ場所を掘ろうとすると落盤して金が消失する
大体この辺です

UGCプラットフォームでの商売の話として

値段上げるってのは正しい戦略なのよねとりあえずは
スケールメリット自体が存在しないし
価格による客の奪い合いってのもとりま存在しないので

ただもう逆言うと
売れるかどうかが博打になっちゃうので

”作れるだけの人間”に居場所がねぇのよねと

これがどういう話なのかというと
Vtuberに例えるとわかりやすい

とりま動画作るにしろfacerig使う分には
機材の初期投資額は微々たるもんだし
教材もツールも全部無料で存在するので

全部自前で道楽ならば工賃はとりあえずタダだ
失敗しても損失は大したこと無い

出店するリスクは個人が単独でチャレンジする場合
十二分にローリスクだったのよ初期は

ただもう 作れるだけではカネにならんので
ナレッジやリソースの方面で
所謂 強い商業プロの力が使えない

ただもう初期は
とりま動画供給するだけでよかったわけ
ある種ゴールドラッシュだ

(ここで言うゴールドラッシュは
 現地いって採掘に参加すると表明するだけで
 ある程度のサポートやナレッジが得られて
 その上で失敗しても損失があまりなく
 当たれば億万長者というドリームがある状態)

ただもうある程度ナレッジが固まっちゃうと

今度はまぁ
作りたい人間と作れる人間のマッチングをしても
十二分に回収できる可能性が出てくるので

商業プロが入ってくるのね

でまぁここがアーリーアダプターが
”つまんなくなった”とか言い出すライン

でまぁこの辺になると
ゴールドラッシュで一攫千金って情報が十分に出回って
別に金の採掘に興味がない人間も出てくるようになる

金鉱の村 みたいなもんが出来上がるわけね
ただもう 現実世界ならそれこそインフラ整備込みでの大事業なんだけど
UGCプラットフォームの場合は話が少し違う

ツルハシとジーンズと地図のセットが
”アメリカンドリームスターターセット”って名前で売ってるわけ
地図ってのはまぁ”ここから金が出たら出た金の半分をやる”という
ビジネスの案内みたいなやつだ(実際はもっとえぐい割合)

もちろんこれかなり特殊な罠で
普通にそのへんの金鉱で雇われれば
そのくらいは支給されるんだよ 当たり前だけど

ただもう商売としては
ツルハシとジーンズと地図のセットを売るほうがうまみがいい
ワンチャン金が出れば儲けになるが
たとえ金が出なくてもセットを売った人間は関係ないわけ
とりあえず利確してんので

まぁお話としては
ゴールドラッシュ自体は存在するが
ゴールドラッシュになった時点で参加するのは大抵の場合愚策で
何故かというと情報商材屋の狩り場になってるからなのだ


つまり2ch用語でいうところのコミュニティの一生ってやつ

まぁこのコピペでの終末期てのはなかなか来ないけどねぇ
実際のところは情報商材屋ばっかりになってる場所は
終末期と言えるんだけど

インターネットゴールドラッシュマンにおける
金鉱脈という概念は実際には金鉱脈としては存在しない
どういうことかというと
金鉱脈は発見するものではなく
掘り出したものが金だったという事実が無から出てくるものだからだ

ただ金鉱山は存在する

なんつかまぁ”掘り出したものが金に変換される魔法”的なもんがあって
それを行使するためには結構な手間ひまをかけて儀式をする必要があり
その儀式自体が結構ハードな労働なんだよね
あくまで労働で制作されたオブジェクトを金に変換する魔法というか

もうちょい属っぽい言い方をすると
”ここに金は存在しなかった”という情報自体を換金してんのよねぇと
よく風刺画で
あと数センチ掘るとダイヤや金が出てくるのに諦めて引き返すやつ
というのがあるんだが
あれ実際は掘り続ける限り概念上の金は絶対に現れないが
ほぼ全員が諦めた瞬間にその数センチ先にクソでかい金塊が出現する
(ように見えるだけで金塊は実在しない)
そしてそれを下手に横から割り込んで掘ろうとするやつが来ると
坑道全体が落盤してまた掘り直しになるし金も消失する


まぁほんとめんどくさい話だよなぁと


という辺りかねぇと
以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?