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自分の2つの柱を確認する:会計プロフェッショナルへの貢献×社会インフラとしての会計の整備

2020年の振り返りを今一度していこうと思います。

2020年はコロナの年として記憶されることになるでしょう。

私にとってはコロナは何を変えたのか?

なかなか語り切れないところはありますが、自分のスタイルを変えざるを得なかった年であったといえます。

色々とお付き合いいただく中で、コーディネーターとしての仕事を主にしたのが2019年でした。

多くの人とお付き合いさせていただく中での多くの気づき、得られたもの、それは今活かされています。

それと同時に、自分としての情報、意見発信をしていかなければならない、ということに気づかされました。

もとともと、2020年は、そちら方面にシフトしていく予定はあったのですが、多くのイベントが中止になることで、ドラスティックに移行することを強いられた感があります。

自らによる情報発信を続けていく中で、

自らが『やるべきこと』を柱にして取り組んでいく必要性に気づかされました。

私の会計学の柱は2つです。

最適な意思決定(判断)を出来る、その判断の合理性を説明できる会計プロフェッショナルの育成に貢献すること(会計プロフェッショナルへの貢献)

社会のインフラとしての「会計」の有用性を高め、社会との接続性を高まること(社会インフラとしての会計の整備)

この二つが柱です。

最適な意思決定(判断)を行うためにはどんな要素が必要でしょうか?

会計に関する制度、基準、概念を理解し、プロフェッショナルとしての使命、職業上の倫理観を兼ね備えておく必要があります。

最適な判断は、その時点におけるベストと考えられる判断です。

何をベストな判断と考えられるか?これには答えがありません。

会計プロフェッショナルは、時に迷い、クライアントとの対話を重ねて、ベストな判断を模索していくことになるでしょう。

財務作成者も含めた会計プロフェッショナルに有用な情報のリソースを提供していくことが、私たちに求められていることでしょう。

そのリソースには、色々な形が考えられます。会計基準に関する解説的なお話もあるでしょうし、また会計基準の有用性に関する研究、または会計士の判断(ジャッジメント)に関する研究もあり得ます。

今のところ私は、基準の解説的な話において貢献するところが多いと感じていますが、より踏み込んだ形で、直接的な貢献をしていきたいと考えています。

一つ今後やるべきテーマとして掲げていきたいのは、会計の倫理に関する問題です。会計の倫理とビジネス倫理との共通点と相違点は何か?会計の倫理において求められるものは何か?

まずは既知となっていることを整理していきたいですね。会計倫理について考えることが基準の成り立ちや有用性やその他の研究にも繋がって来ると感じています。

もう一つは、社会のインフラとしての会計の整備、です。

会計は社会の無形のインフラです。会計のフレームワークを利用して、企業は財務諸表を作成し、多くの人が閲覧し、利用することが出来ます。

会計情報の重要性は、フェイクニュースが巷にあふれる中で、高まってくるのではないかと考えています(逆のことを言う人もいますが)。

それと同時に会計は高度化しており、会計情報を読み取るために求められる基本的なスキルの難易度は高まっています。

そのため、会計をより間口の広い学問、奥行きの広い、初心者から上級者までが楽しめる学問へと変化させていく必要性を感じています。

今年は、私自身がフレームワークとして考えている『仮説思考×事業モデルの企業分析法』を確立していきたいと考えています。

『仮説思考×事業モデルの企業分析法』に基づき分析を行っていくことで、
事業の全体像を把握するためには、会計だけでなく、ファイナンス、経営学の知識も必要であることが分かってくるでしょう。

会計は他分野と有機的に繋がることで、より有用なツールへと変化します。

そうした実感を掴んでもらえるのが、『仮説思考×事業モデルの企業分析法宇』ではないかと考えています。


ともあれ、走りながら、やりながら、という要素も強いです。

2021年の終わりには軌道修正するかもしれませんが、まずは動いていきます。



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