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「つづり」を綴る♯1「be father」

子どもが生まれた。「つづり」と名付けた。

毎日の日々を楽しく綴って欲しい。言葉を綴って欲しい。愛を綴って欲しい。歴史を綴って欲しい。

名付けの意味を聞かれたとき、「感覚的には『あゆみ』や『あゆむ』と名付けたのと似たような感じ」と、いつも話している。

そんな意味を込めつつ。平仮名にしたのは、"綴"という漢字にとらわれて欲しくなかったから。「続」「都」「通」「継」「積」「就」「律」など音に合う漢字はたくさんある。

「つづり」の音に自分自身で意味を見出して欲しいと思って名付けた。

少しだけ。「つづり」を巡る子育てと育児のあれやこれやを綴っていきたいと思う。

『クレヨンしんちゃん』のみさえの台詞が刺さる

「子どもが生まれると世界が広がるよ」や「自分の両親に感謝するよ」とよく言われる。ご多分に漏れず、その言葉を実感している昨今である。

新生児は「泣く」「ミルクを飲む」「寝る」しかコマンドがない。その都度あやしたり、ミルクをあげたり、オムツを変えたり日々である。「親なんていなくても一人で生きれるわい」と粋がっていた自分の中学〜高校時代を思い返して「ここまで自分も両親にされてたんだよな……」と恥ずかしくなる次第。

とはいえ、誰しもそうやって育ってきたのだと思う。

「世界が広がるよ」の大きなポイントは「親がどう自分を見ていたか」が分かるのが大きいような気がしている。

先日、『クレヨンしんちゃん』の映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』を何の気なしに妻と見ていたら、不覚にもみさえの台詞にやられた。

『好きで嫌われ役やってんじゃないわよ。嫌われたっていいから、自分の子どもは守りたいだけ』

劇中にこんな台詞があるのだが、二人して号泣していた。「そうだよなぁ、何があってもこの子を守る方向に動くよなぁ」と思ってしまった。

「何かある前に……」を考えて行動するのは親として当たり前の行動に思ってしまうし、子どもに関する悲しいニュースが出れば本当に居た堪れない気持ちになってしまう。

あまつさえ、チャットモンチーが歌うメリーズのCMで号泣している次第である。親が子どもに対して想う気持ちというのは本当に強いモノなんですね。

みさえ先生、29歳なのに「年増」とか馬鹿にしてごめんなさい。

まぁ、当のつづりさんはそんなこともつゆ知らず、スヤスヤと寝ているので我が家は平和です。




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