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ももかふぇというお弁当屋さん2 移転のお話しからの・・・

さて、移転をすると決心し、移転先のバーのオーナーさん(仮名山田さん)が一度でいいので、ももかふぇのお弁当を食べてみたいと言うことで、お店にきてくれた。

山田さんは新しくバーをオープン、そのお店のお昼間に私上野が、ランチ営業で入らせていただく。

その際に、ぜひともお昼に夜のおつまみや一品も仕込んでおいて欲しいとの依頼があった。これがうまい!と思う料理をいくつか作って欲しい、それを試食して、今後の方向性を決めたい、ということに。

私は料理をすることは大好きなので喜んでこのチャレンジを引き受けることにしました。

その際にお話ししていたことが、私上野がカレーが作るのが大好き。

カレーには自信があり(喫茶店のカレーではなくどちらかと言うとスパイスカレーの専門です)、ぜひとも私のカレーを食べて欲しいというふうにもお伝えし、まずはももかふぇに来店していただき、カレーとお弁当を食べていただくことに。

美味しく召し上がっていただけたかなぁ?

後日感想をいただくことになるのだが、なんと、カレーが辛すぎて食べれなかったとのこと!

そして痺れた舌のままでお弁当を召し上がってくださったのだろうか?

お弁当もイマイチだったという報告があったのでした。


ガーン、めっちゃショック!!

山田さんより、今後の移転のお話については「上野がつくる試作」を持って、そこで合否を判断し、考えさせて欲しいという意見が出ました。

ひゃーーーー!!そうか!

カレーもお弁当もダメだったかぁ・・・・。

でも山田さんの気持ちになったら、
自分の自信をもって美味しいと進められないものでないと、
お店にそれを出したくないよな、
そりゃそうだ。
わかる。

私のチャレンジ魂はさらに燃えた。

移転のためにも、バーのためにも、

絶対に美味しいと言われるものをいくつか作って、
バーの看板商品を作るぞー!!!

そこから試作三昧の毎日。7月上旬から戦いの幕開け。

バーでウケるもの、
しっかりした料理メニュー
でも健康的なもの
ということで
作り置きできる鶏肉料理を作りまくった。

作りすぎて食べすぎて体調不良な日々が続く。

動物性食品に関してはもともとそこまで量をとらないので、食べ続ける毎日がだんだんと過酷になりました。自分ではフードファイターな気分。

お肉が比較的好きな娘も、
「今日はお肉いやだ〜食べたくない!!」
というほど、我が家には毎日のように大量に鶏肉料理が並んだ(笑)。

御近所さんにも食べにきてもらい
これならいけるんちゃう?
と太鼓判もらったり。

味の好みって千差万別だから、
私が「おいしい」と思っても、他の人がどう思うかわからない。

個性的な部分も必要かもしれない
とんがった味もオリジナリティになる
でも最初にやっぱり
「美味しい」と大半の人に言ってもらえるようなものを作らないといけない。


胃腸は苦しかったけれども、研究は楽しかった。久しぶりにここまで熱心に料理に励んだ。


ただ、山田さんのお仕事も忙しいらしく、ご都合もなかなか悪いようで、試作の発表の日がなかなか決まらず、私もだんだん体調も崩し、早く決戦の日を迎えたいと思いながら、私に限界がやってきた。


そして、プライベートで気晴らしでキャンプに行った休日。

ここでリセットできるかなと思いきや、

その後、帰ってきてからついに寝込んでしまった私。


食べすぎて体重も増えたので、
早く断食がしたい、
ファスティングをして体をデトックス、軽くしたい、
と思ってたけれども、
試作の日を迎えない限りは難しい。
もう少しだ、がんばれ!
と声をかけていたが、
ついにダウン!!

ノックアウトーーーーーーーー!!!

37歳の限界がとうとうやってきたのかと、
体力には自信があったのに、
寝込み始めた自分にちょっとショックを受ける。


そして、流石に3日間ほど寝込んだので
これはおかしいと思い、
病院に行くことを決心。

病院嫌いだし、
多分、胃腸炎だろうから、
消化のお薬もらって
「おかゆでも食べてください」とでも言われるんだろうなぁ、
と思いながら
別の病気だったらどうしようという少し不安も抱えていた。

ただ一方で、
これだけ気持ち悪いの、
本当におかしいなぁと、まさかの可能性がよぎったので、
薬品でチェックすることに。


そうです、


妊娠の陽性反応がでた。

まさかこのタイミングで、

子供ができたか〜〜。

自分でもびっくりした、

忘れもしない7月29日。

さて、私の未来への考え方がここから変わる。

この先どのように動くか、
どんなふうな生活を送りたいか、
どんな仕事をしたいか、
どんなふうに生きたいか、
現実想像した時にどうありたいか。