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自分にとって幸せとは何かを考えてみる

改めて自分にとっての幸せってなんだろう、なんて考える機会はあまりない。
ほとんどの人が普段そんなことは考えずに生きているだろう。

でも、結構大事なことだと思っている。
私には、会えばいつでも「今幸せか」と聞いてくれる父親がいたが、今はもう聞いてくれる人はいなくなってしまった。
父に聞かれるたびに、「そういえば、幸せなんだろうか」と振り返るきっかけをもらっていたのだと、今は思う。
少々変わった父で、良かった。

さて、自分にとって幸せってなんだろう、と自問自答すると、
「自由で、好きなことができて、お金のことを考えずに、穏やかに暮らすこと」

だという答えが出た。

当然20代の時とは違う気がする。

20代の頃は、愛すべき人がいて、好きな仕事ができて・・・という感じだったのかな、
もう忘れたけど。

今は、好きなこと、やりたいことが明確なので、そこに時間を最大限使いたいからこそ、自由は必須だし、刺激が欲しい時は旅に出ればいいと思っているので、あとは穏やかな暮らしがあったらそれでいいようだ。

ほぼそれに近い人生になっていることに気づいたが、そうなるように仕向けてきたのだと思う。
引っ越し、断捨離、人間関係の整理、NOをいう練習、仕事の整理、やりたくないことを終わらせる、やりたいことを徹底してやる・・・
そんなことを繰り返していた。
そう、意識的にまたは無意識でも、自分が望んで方向に人は舵を切る。
気づいたら毎日幸せに生きている人が、案外多いような気がしている。

もし、「いや、全然幸せだとは思えない」ということだったら、自分にとって幸せとは何か、を考えてみるといい。
そして、方向性が決まったらその方向にガンガン、または一歩づつ進んでいけばいい。
時間がかかってもいい。私なんて、3年かかったのだから。
時間がかかってもその方向に向かっていれば、それだけで幸せなはず。

数人の理解者と、自分で動いたり、代わりに動いてくれる人がいれば、いつだって幸せの方向に進むことはできる。
途中、暗くて何も見えないと思っていても、方向性さえ決まっていれば、進み続けるだけでいい。
すぐに結果は求めず、ただ目的地に向かっていることができているなら、それでいい。

そして、一番大事なことは「心の声に従うこと」。
迷った時、不安になった時ほど、心の声はちゃんとメッセージをくれる。
外に答えはない。自分の中に答えがある。
そうして、一人一人が自分の幸せに近づいていけば、世の中もきっと穏やかになる。

まずは、自分から。
効率化の時代に、非効率な言い方をすれば、
「千里の道も一歩から」

社会も、国も、世界も、一人一人で成り立っているのだから。
なーんて、考えることができるようになったのは、最近のことだ。

これからもふと立ち止まって「自分にとって幸せってなんだろう」と考えてみよう。

会うたびに「幸せか」と聞いてくれていた父よ、あなたは偉大でした。
亡くなってその偉大さに気づく愚かな娘を許してね。


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