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人のことはどうでもいい



誤解されないように言うと、「自分と関わりのない人のことはどうでもいい」が正しい。

家族
仕事関係の人
生徒さん
近所の人
知り合い

こう言う人たちのことは、どうでもいいわけではない。

昨日ラジオ番組に呼んでくださった、ラジオ会社の社長も言っていた。
「SNSで人の揚げ足をとって、攻撃する人の気持ちがわからない」と。

私も大きく同意する。
そして、「よくそんなに知らない人に関心を持てるな」と不思議に思う。

知らない人を攻撃する暇があれば、自分にとって有意義な時間の使い方をした方がいいのに、と思う。

おそらく、一時的にでも人のことを攻撃すると、(それも自分の正体が見えない状態で、と本人は思い込んでいるが、実際調べれば突き止められる)スーッとするのかもしれない。
と言うことは、日常生活で相当ストレスが溜まっていることになる。

では、一番の解決法は、そのストレスとなっているものを解決するか、手放せばいいのに、その現実とは向き合わないのだろう。

私は「根本的解決」が好きだ。
手っ取り早くごまかすよりも、ちゃんとしっかり解決したい、と思う方だ。
そしてストレスの原因となっているものは、潔く手放す。
もちろん、簡単ではないこともあるが、解決に向かうようにする。

エアラインスクールに勤務していたとき、理事長の急な方針転換についていけず、何より生徒さんたちに今までと違う方針で接することは、私にはできない、と思ってかなりストレスだった。
もちろん私は「退職する」と言う解決策を選んだが、その時期が問題だった。
一番大事にするべきは、生徒さんへの影響だと思った。
一番影響が少ない3月末でと思って我慢をしていた、その時期が一番辛かった。


食欲もなくなり、微熱が続き、自分でもまずいなーと思っていた。
それでも仕事には行き続け、生徒さんたちにも一言も言わなかった。


すると、ある日「年末で退職して欲しい」と解雇宣告を受けた。
「生徒さんのことは・・・・」と言うと、「私たちがなんとかします」と遮られてしまった。
生徒さんのことは気になったが、「これで辞められる」と、ほっとした。
後のことなんて、何も考えてなかったけど、ストレスは一気になくなった。


その後の職探しは、とても発見が多かった。

私が内定をいただくのは「教える仕事」だけ。
英会話スクールの先生も、「すぐにきて欲しい」と言われ、エアラインの専門学校からも「希望する条件を言って欲しい」とまで言っていただいた。
その一方で、営業職や経験したことがない仕事は、履歴書を出した時点で終わり。
面接にさえ呼んでもらえなかった。

「やっぱり先生しかないんだ」

と、自分の適性はわかった。
ただ、「どこかに勤めたら、また同じような理由で解雇されるかも」と言う不安は付き纏った。

ある専門学校の面接で、「この仕事はできますか」「この仕事はいかがですか」と次々に聞かれる質問、全てを自分が経験していることがわかった。
そこで気づいたのだ。

「もしかしたら、私は自分でスクールを開けるかもしれない」と。
生徒さんさえ集まれば、自分が思う、理想のスクールを作ることができるかもしれない、と気付かせてもらった。

悩んだ挙句、内定をいただいた学校には丁寧にお断りをし、自宅に遊びにきていた前のスクールの生徒さん2人を一期生として迎え入れた。
それが独立の経緯だ。

ストレスを感じたくはない、誰でも。
ただ、そのストレスを手放したその先に、実はチャンスがあることを経験した。

もしかするとストレスは、自分に何かを教えてくれ、気付かせようとしているのかもしれない、と思う。


大事なことは、一時的な解決ではなく、根本的解決。


そうすれば、ストレスが減り、自分に関係がない人のことは「良い意味で、どうでも良くなる」
みんながそうなれば、SNSの誹謗中傷もなくなるだろう。

ピンチはチャンス。

ピンチの時こそ、自分を見直し、人生を見直し、その後ろにあるチャンスに気づく時なのかもしれない。


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