夏休みの宿題
春休みなのに、夏休みの宿題の話。
夏休みの宿題をギリギリまでやらなかった、という話をする人が結構いる。
なんでこんなことを言い出したのか?
と言うと、自分の仕事の仕方をふと振り返ったから。
講演の話をいただくと、1ヶ月前までには資料を作成しクライアントに送る。
セミナーを開催する際も、決めたらすぐにまたは決める前に資料を作成する。
とにかく、「ギリギリ」というのがないな、と思ったからだ。
多分「ギリギリが嫌い」なんだ。
「ギリギリに宿題をやっていた」
という人たちの話を聞いていると、どうも自慢しているように聞こえるのは私だけだろうか?
いや、別に自慢しても全然いいのだけど、私は夏休みの宿題は1日目から毎日少しづつやって10日ごろには大きなものを除いて終えていた。
でもこれは自慢ではない。
なぜこんなに早く終わらせるのか?
というと、
「締め切りプレッシャーに弱いから」
期限が決められていることから一刻も早く解放されたい、
期限が決められていることに、追いかけられたくない、のだ。
そのプレッシャーを忘れることができないんだな、と思った。
そういえば、時間プレッシャーにも弱い。
だから、待ち合わせをすると5分から15分くらい早く到着する。
遅刻したり、遅刻しそうになるのが嫌なのだ。
胃がキリキリする。
でも、見た目にはそうは見えないらしい。
客室乗務員の最終試験の際、面接官から言われた。
「客室乗務員はいろんなところに行けていい、という人もいるけど、泊まるところは会社から決められているし、客室乗務員が5分でも遅刻すれば飛行機は飛ばないんだよ」
と。
つまり、私は時間を気にせず自由気ままに生きているから、君は時間なんて守れるの?と言いたいのだと思った。
それは違う、と自分でも理解していたので、
「私は決められたことを守ることは嫌いではありませんし、約束の時間には5分前までには到着するようにしているので、大丈夫だと思います」
と答えた。
その答えがよかったのかはわからないが、無事合格することができた。
その頃から私は自分が時間プレッシャーに弱いことを知っていたんだ、と思うし、それが私の仕事の仕方につながっているようだ。
全くの他人事のように書いているが、自分のことを時々客観的に見ることは結構好きだ。
良いとか、悪いとかの問題ではない。
ただ、自分のことを理解して自分を生かしていけばいいだけなんだな、とまた一つ思った。
あなたは、どちらのタイプだろうか?