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行き止まり(DEAD END)


行き止まりと聞くと、悪いイメージがあると思う。
私は車を運転していて、ナビの言う通りに行ったのに道に迷い込み、そこは行き止まりだったことが何度かある。

おそらくナビの情報が古かったのだろうと思うが、その瞬間「え、どうしよう」
と思い一時的に思考停止し、考える。
そして結局バックして、別の道に向かうのだ。


人生も同じではないか。


行き止まりは違う道に行けと言うサイン。
その先には良いことはないよ、と言われているのかもしれない。

また、そこはもうゴールだからそれ以上は行く道がない、と言うことなのかもしれない。


行き止まりにぶつかったら、まずは自分にお疲れ様と言おう。
そして、別の道を考えてみようかと言おう。

私の人生のDEAD ENDはいっぱいある。


客室乗務員を辞めたのは、突然の妊娠。もちろん嬉しいことではあったが、
結婚して1年ほどだったので、こんなに早く辞めるとは思っていなかった。

仕事を再開したのは息子の死。

エアラインスクールを解雇されたのは、自分が辞めようと思っていた時よりも、
3ヶ月も早かった。

東京にスクール移転をしたのは、仕事先で私の講演内容を完全に「パクられ」たり、講師の先生方から「嫉妬」されたから。

行き止まりだと感じて、その後道を変えたのだ。


道路の行き止まりと、人生の行き止まりの違う点は、
道路の行き止まりは別の道に行っても、目的地がちゃんとあるので、そこに到着すればそれでいい。

人生の行き止まりは、別の道に行っても、目的地があるようで、はっきりしない。
お金を稼ぐと言う目的や、自分が幸せだと感じることが目的かもしれないが、
その道は一つではないし、お金を稼ぐことや幸せだと思うまでのプロセスも
大事なのだと思う。


ただ、結局別の道でもただただ運転し続ければ、また歩き続ければ目的地に到着するように、人生においても別の道を歩き続ければ、違っていたら方向転換して、最終的に自分が納得いく方向に進み、いつの間にか見えない力に応援されるような気がする。


人生で行き止まりが何度あるのかはわからない。
でも、必ず道路にも別の道があるように、遠回りをしたとしても最終的に自分がもっと良い方向に行けるんだ、と信じていることが一番大事なのだと思う。

行き止まりには別の道がある。
違う道に行きなさい、と言うサインなんだと思ったら、行き止まりが何度あるかはあまり気にならず、むしろ気が楽になると思っている。

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