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できる人の質問の仕方


久しぶりにお会いした人と話していた時に
出てきたテーマ。


それが

「質問の仕方」


あなたの周りに

「どうしたらいいですか」


といつも聞く人はいませんか?


質問の仕方は2つある


わからないことは、先輩に聞く。

それは正しいことです。

しかし、その質問の仕方が実は大事なんです。

「どうしたらいいですか」


と言うのは、


「丸投げ質問」


つまり、自分では考えずに、相手から全ての答えを
もらおうと言う質問です。

しかし、私が客室乗務員時代に先輩に

「どうしたらいいのですか」


と聞くと、


「そんな質問の仕方ではなく、まずあなたが考えてから
質問してください」

と注意をされました。


そこで私は

「こんな時にはお客様に、このように対応すると良いと
思うのですが、いかがでしょうか」


という質問形式に変えました。

つまり

「確認質問」

です。


丸投げ質問より、確認質問の方が、質問する方は
大変です。


しかし、「考えてから質問する習慣」を新人の頃に
持つことができれば、成長のスピードは格段に上がります。


ある学生の方の例


以前大学で就職面接講座を5回講座で行ったことがあります。

開始前に、早めにきている学生の皆さんには
「質問、なんでもいいですよー」

と言って、質問タイムを設けていました。


すると一人の女子学生が、

「この質問をされたら、どう答えたらいいですか」


と質問してきました。

さてあなたがもし会社の先輩だったら、この質問にどう
返しますか?


私は、


「あなたはどう答えたら良いと思っていますか」


と聞き返しました。


するとこの学生の方は、


「それがわからないから、聞いてるんです!」


と半ば逆切れで言われました。


「私が今この質問に答えることは簡単です。
一つの例を伝えることはできます。

しかし、それがあなたの言いたいことかどうかは
わからないし、この質問はなんとか潜り抜けたとしても、

それ以外の質問の時に私はそこにはいないので、

あなたが考えて答えないといけないのですよ。

その時までに、あなたがまず自分で考えて、
こう答えようと思っていますが、どうでしょうか、という
質問ができるようになっていれば、あなたはどんな質問でも
困らなくなりますよ」


というと、少々不満げではありましたが、


「○○と言いたいのですが、それでいいですか」


と聞いてきたので、アドバイスをしました。



「楽をすれば、成長のスピードは遅い、または
成長が止まる」


と私は思っています。


最初は少々面倒でも、まずは自分で考えてみる、
自分でやってみる、ということができたら、
だんだんと「確認質問」へと変わっていきます。


丸投げ質問をしている部下がいたら、
考えるように逆質問をしてみるといいと思います。

あなた自身が丸投げ質問ばかりしているようでしたら、
ぜひ「確認質問」へとレベルアップをしてください。


間違いなく、あなたの成長スピードが早まります。




上野 博美

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