「一流」について考えていて発見したこと
先日「一流」というタイトルで投稿した。
文化勲章を受賞されていらっしゃる名優の方の舞台を見た後に書いたものだ。
一流は、素人でもわかる、と思った。
舞台のプロでなくても、演劇のプロでなくても、わかる。
空気が違うのだ。
その一流とは、誰が決めるのか?
というと、見る人が決めているんだろうと思う。
多くの人が見るから、受賞対象になる。
もちろん長く続けていらっしゃるということもあるだろうが、長く続けられている理由は見るひとがいるからだ。
一流の人の作品は貴重だ。
それをわかっているからみんなが見に行く。
そうして受賞へとつながっていく。
このように自分で「一流」というタイトルで投稿したものの、
一流と二流は何が違うのか、について答えは出ていなかった。
ヘアメークアップアーテイストのIKKOさんが、以前インタビューで、
亡きアナウンサーだった逸見政孝さんのヘアメークを担当されていて、
まだIKKOさんがテレビなどに出演されてなかった頃、逸見さんにある質問をした、というのを読んだ。
それが、
「一流になるにはどうしたらいいですか」
というものだった。
この質問は覚えていたものの、当時の私には「一流意識」が足りなかったのか、
その答えを覚えていなかった。
そこで検索してみたら、こちらに書かれていた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/12/14/kiji/20191214s00041000157000c.html
改めて読んでみて、「確かに」と思った。
やっぱり一流の人はいうことが違うな、と思った。
一流の人は、ご本人や作品が「普及」していて、「不朽」となる。
この言葉の音が全く一緒だということに気づいた。
「普及」するには、逸見さんがおっしゃるようにしておかなければならない。
そうして「決して朽ちることがない」つまり「不朽の人」となるんだな、と思った。
日本語は、おもしろい。
似ている言葉で、「布教」がある。
「布教」は自ら、または誰か熱烈なファンが布教をするので、広まっていくが、
「布教」と同じ音の言葉を探すと、「不況」があった。
自然と広まっていく普及。
自らまたは熱烈なファンが広げていく布教。
普及は不朽と同じ音で、
布教は不況と同じ音。
これは単なる偶然なんだろうか?
どちらがいいとか、悪いとかではないが、
一流にはまだまだほど遠い私が気づいた小さな不思議だ。
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