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1人になることを恐れなくていい


本当は嫌なのに、嫌と言えず人間関係を続けてしまう、と言う人が案外多いようです。
私は「そっと離れる」「嘘をついてでも断る」と言うことができるので、嫌な人と付き合い続けるという経験がほぼありません。

先日そんなことを話していたら、「強いですねー」と言われました。
「強い」のではなく「強くさせられた」のですが。

小学校4年生のわずか10歳で、クラス全員の女子から仲間外れにされ、口を聞いてもらえなかった2学期を、1日も休まず学校に行き続けたら、強くなるし、1人になることが全く怖くなくなりました。
その間は、優しい男子たちといつも話をしていましたから。
男性は優しい、と思ったのです。(笑)

仲間外れにされたのは、転校生である私をみんなが面白がって、学級委員に推薦し、クラスのボス女子と決選投票になり、私が勝ってしまった翌日から、クラス全員の女子が私と口をきかなくなったので、転校生と言う理由で目立つ私が目障りだったのだと想像しています。

その後、私にみんなが謝りに来て、今度は私への仲間はずれの命令を下したボスを仲間外れにしよう、と誰かが言い出した時に「人は信用できない。人の顔色なんて見てても、結局その時の風向きで急に変わるんだから、自分がやりたいことをやっていい」と、ここまで明文化はできていなかったと思いますが、そんな感じのことを思いました。
「人間は信用できない時代」のスタートです。

もちろん信用している方々もたくさんいますし、その方々のおかげで助けられています。
ただ、「信用できる人とそうでない人を見分けること」は気をつけていますし、何より
「1人になることを恐れていない」のが、私は「自分が楽になった理由」だと思っています。

1人になることが怖いから、あのグループから外れて1人になることが怖いから、今の嫌な人とも付き合いを続ける、と言う人は多いようです。

でも、1人になって見たら今までとは違うタイプの人が友達になったり、違うグループに入ることになったり、結局自分が居心地の良い人たちとの出会いが待っていたのです。

私は強制的に1人にさせられましたが、それでも自分が負けたくないから学校に行き続けたら理解してくれる人が現れました。

手放すと入ってくる、と言う法則は人間関係でも十分にあると、身をもって経験しました。
この経験を、早いうちにさせられたことは不幸なことだったかもしれませんが、その後の人間関係でほぼ悩まずにこれらのは、この経験のおかげかもしれません。

一時的に1人になっても大丈夫。
そしてもしその後も1人になっても、家族や本当にわかってくれる人が数人いれば、十分に生きていけると私は思っています。

分かり合える人は、そんなにたくさんはいない、と言う大前提に立っているからです。

1人になる不安より、今の居心地の悪さを手放す方が、ずっと大事じゃないか、と思っています。


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