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10年後になりたい人間像


「あなたは10年後どのような人になっていたいですか」

この質問は、2019年まで航空業界で流行していた質問だった。
今でも似たような質問もあるが、案外この質問は難しい、

「どのような人」ということは、自分が人間として目指す像ということになる。
大人である私でも、結構難しい質問だ。

仕事での目標でもなく、習得したい技術でもない。
人として、どうありたいか、は、とても根源的だからこそ難しい。

今現在はまだ自分が到達していない人間像であり、且つ自分が10年をかけてなりたい像ということになる。
果たして、あなたならどう答えるだろうか?

私は最近この答えが見つかった。

それは
「器の大きい人になりたい」だ。

器というのは、人間として心が広く、考えていることも大きく、普通の人が考えていないようなことを考えていることを指すと思っている。
現状に満足せず、希望を持って行動し、その結果変化を起こせる人だと思っている。

私がこのように思うようになったのは、「冒険の書」と言う本を読んでいるからだ。
以前も、noteでご紹介したが、孫 泰蔵さんが書いた小説だ。

冒険の書 AI時代のアンラーニング


小説と言っても、今の時代に完全にリンクしていて、その課題を解くための旅の物語と言っていいかもしれない。

孫さんは、あのソフトバンクの孫 正義さんの弟さんで、今はスタートアップ起業家を支援する会社の社長らしい。
そして、先日オンラインでお話も聞いた。

「AIの時代に、アンラーニングの勧め」をテーマにしているのだ。
一言で言えば、今まで私たちが学校で学んできたことは全てAIがやってくれるから、学ばなくていい。
それよりも大事なことは・・・

と言う内容だ。

そしてなぜ今の学校ができあがったのか、そのカギとなった偉人、昔の実在の人物が次々に登場する。
これにより、なぜ今の教育制度が出来上がり、学校ができたのか、私たちの「優秀」だとか「才能」「能力」と言う言葉が尊重されるようになったのか、が書かれている。

ほとんどが昔に作られたものの思い込みであると言うことや、「必要ないものが必要である」という考え方などに、驚きながらも共感しながら読んでいる。
まだ読破できていないが、じっくり読みたい本だ。

そしてこの本を書くことができる孫さんのその視野の広さ、器の大きさ、なんでも諦めずに変えていこうとする力に、「自分はなんて小さなことしか考えていないのだ」と気付かされたので、「10年かけて器の大きな人になりたい」と思ったのだ。

自分よりもずっとずっとずっと大きな視野で物事を見ている人を見ると、ただただ圧倒されるし、驚きしかないのだが、「こんな人になりたい」という夢を持つことはできる。
それも10年かけたら少しは近づけるのではないか、と思っている。

人は、すごい人に出会ったとき(正確には出会ってはいないが)ショックを受けるか、驚きや嫉妬をするか、お手本にするか、それぞれ捉え方があるだろう。
私は今回お手本にしたい、と思ったので「10年後は器の大きい人間」になることを目指します。

それにしても、すごい人です。


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