コバルトブルーな、かき氷【涼のとりかた】
こんにちは 日刊マガジン【書くンジャーズ】毎週金曜日担当のウエノです。
今週のテーマは【涼のとりかた】
日本は、夏は高温多湿、冬は低温多湿と世界でも稀な気候の国。
人々は、日々の暮らしの中で、涼のとりかたを工夫して古(いにしえ)から夏を乗り切ってきました。
しかし、テクノロジーで室温を容易にコントロールできるようになってからは、長い庇(ひさし)の日本家屋、夕方の打ち水などの涼のとりかたは少しずつ忘れられようとしています。
自宅で氷が手軽に作れるようになったのも、高度成長期以降に冷蔵冷凍庫が個人宅に普及し出してからの話。
私が子供の頃の冷蔵庫は現代と比べて製氷能力が低くて、自宅で作れる氷の量には限りがありましたが、今ではタンクに水を入れておけば、冷蔵庫が勝手に氷を作ってくれるようになりました。
今ではあまり見かけなくなった氷屋さんですけど、暑い夏の日に、氷屋さんの店先でかき氷を食べるのは、夏の楽しみの一つでした。
口の中が赤や緑になる甘い蜜がたっぷりかかったかき氷は、子供だけでなく大人にも大人気。
書くンジャーズ水曜日担当のAKIさんも、かき氷をテーマに記事を書かれてます。
チーズソースって、どんなお味なのかとても気になりますね。
文中に出てくるふわふわかき氷。
最近のかき氷のトレンドは、ふわふわです。
私が住んでいる糸島にも、ふわふわな氷で有名なお店があります。
村上家本家 白雪は糸島の山中、白糸の滝の近くにあります。かなりの山の中なのですが、この季節はいつも大行列が出来ています。
ふわふわ氷の宇治金時。氷が山盛りですけど、AKIさんも書いてらっしゃるように、ふわふわ氷は、口に入れるとすぐに溶けて口の中が冷やされ過ぎず、頭がキーンとなり難いので、いくらでも食べていれそうです。
村上家本家 白雪
住所
糸島市白糸426−1
営業時間
10:00 ~ 17:00
定休日
不定休
そんなかき氷ですが、我が家では、毎年あるお店に、聖地巡礼の如く家族全員で出かけます。
その聖地とは、福岡市早良区西新の商店街に店を構える蜂楽饅頭。
一見すると普通の回転焼きなのですけど、蜂楽饅頭はあんこの量で他を凌駕しており、回転焼きとは、もはや別次元のお饅頭。
おっと、話がそれてしまわないように、饅頭の話はここで止めておきましょう。「白あん派」と「黒あん派」の仁義なき戦いも、そのうち紹介したいと思います。
とにかく、福岡と熊本で絶大な人気を誇る蜂楽饅頭では、夏の間、かき氷やミルクセーキなどを食べることが出来ます。
かき氷メニューの中でも、一番人気なのが「コバルトアイス」
名前だけ聞いても、いったい何味のかき氷なのか想像がつきませんよね。
まずは写真をご覧ください。
お味は色からは全く想像できない、甘い練乳味。
口に入れた瞬間に拡がるサクサクの氷が溶ける感触を楽しみつつ、強烈な甘さに舌鼓を打つ。まさに、至高の瞬間です。
梅雨が明けて本格的な夏がやってくると、この涼しげなブルーの山を少しずつ崩しなら涼む。
粋な涼のとりかただと思いませんか?
ああ、ここまで書いたら本当に食べたくなってきた。
早く食べにいかないと、夏が終わってしまいそうです。
時間帯によっては30分ほど待つことになりますが、待って食べるだけの価値はあります。西新に立ち寄られた際は、ぜひお試しください。
蜂楽饅頭 福岡本店
住所
福岡市早良区西新4-9-18-1
営業時間
10:00 ~ 19:00
定休日
火曜日
本日も、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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