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上野東照宮 冬のぼたん苑

こんにちは!上野案内所です🙋‍♀️

ひんやりとした気温が続く1月ですが、いかがお過ごしでしょうか❄️

さて、今回は『上野東照宮ぼたん苑の冬ぼたん』をご紹介します。

上野東照宮ぼたん苑では、春と冬に牡丹、秋にはダリアの催しが行われ、年間を通じて季節の花木をご覧いただけます。

撮影日は、数年ぶりに東京に雪が降り積もった日の翌日(2021年1月7日)。貴重な冬景色とともに、苑内の様子をお楽しみください☃️❄️
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(うしろの鶴はディスプレイです)

元旦から2月下旬にかけて行われる冬のぼたん苑では、40品種160株の牡丹を会期を通して見ることができます。

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本来牡丹は春に咲きますが、冬ぼたんは正月の縁起花として冬に開花するように栽培技術を駆使して育てられます。
開花するまでにかける時間はなんと2年!こうして冬に牡丹鑑賞を楽しめるまでには、じっくり大切に育てられてきた過程があるのです。

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牡丹は「富貴」の象徴とされ、古くから多くの詩歌や俳句に詠われ、親しまれてきました。かつて、上野東照宮ぼたん苑で行われた俳句大会で入賞した俳句が牡丹のそばに掲げられています。

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会期中には春に近づくにつれ、様々な花木が見頃を迎えます。牡丹だけでなく、冬の時期に咲くさまざまな花木をご覧頂けるのも冬ぼたんの醍醐味です。

こちらの鮮やかな黄色が色づいたロウバイは、1月上旬に見頃を迎えています。ころんとした蕾も愛らしいです。

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こちらの写真に写るのはアセビ(手前右)とシダレウメ(奥の木)といい、ピンクに色づき、2月中旬頃に見頃をむかえます。2月中には、フクジュソウ、マンサク、カワヅザクラといった旬の花も続々と見頃迎えます。
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暖かい季節になるにつれて彩のある景色になっていくと思うと、わくわくしますね。

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(あっ、よく見るとパンダが!🐼)

向かいの五重塔を眺めながら、旬の花木を楽しめるのも上野ならではの景色です。江戸の風情を感じながら、ゆったりと鑑賞ができます。

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そして、冬のぼたん苑に欠かせない霜よけのわらぼっち(藁囲い)です!
結び目の部分にも注目です。わらぼっちの準備は職員の方々の手作業で行われ、基本的には下の写真のような「男結び」という方法で結ばれます。

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しかし、下の写真のように『男結び』以外にも趣向を凝らした結び目も苑内にはいくつかあります。

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ぜひわらぼっちの結び目にも注目して鑑賞してみてください👀✨


いかがでしたか?
大切に育てられた花木には「会期中いつ訪れても旬の花木を楽しめるように」という職員の方々の想いが込められています。訪れるたびに旬の花が出迎えてくれるため、何度でも訪れたくなる庭園です。

ぜひ足を運んでみてくださいね😊


■上野東照宮ぼたん苑 冬ぼたん
場所 上野東照宮 ぼたん苑
会期 2022年1月1日(土)~2月23日(水)※開苑期間中無休
※会期は天候により前後する場合がございます。詳しくはホームページをご覧ください。
住所 東京都台東区上野公園9-88
電話番号 03-3822-3575
営業時間 9:30~16:30(入苑締切)
入苑料 一般(中学生以上)700円、小学生以下無料、東照宮社殿共通拝観料1100円、団体(20名以上)600円
公式サイト https://uenobotanen.com/