マガジンのカバー画像

看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変

12
看護師国家試験出る疾病の成り立ちと基本的な病変をまとめました。 必ずおさえておかないといけない項目を掲載しています。各項目を理解しやすくできています。オーディオブックを合わせてご… もっと読む
看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変をスムーズに学習できるようにテキストとオーディオブック… もっと詳しく
¥400
運営しているクリエイター

#国家試験

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(25:46)は購入後に視聴できます。

「看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 6」のオーディオブックです。
テキストと一緒にご利用いただくと短時間で必須事項を覚えることが出来ます。
隙間時間を利用してお聞きください。

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(27:18)は購入後に視聴できます。

「看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 5」のオーディオブックです。
テキストと一緒にご利用いただくと短時間で必須事項を覚えることが出来ます。
隙間時間を利用してお聞きください。

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(28:40)は購入後に視聴できます。

「看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 4」のオーディオブックです。
テキストと一緒にご利用いただくと短時間で必須事項を覚えることが出来ます。
隙間時間を利用してお聞きください。

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(24:13)は購入後に視聴できます。

「看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 3」のオーディオブックです。
テキストと一緒にご利用いただくと短時間で必須事項を覚えることが出来ます。
隙間時間を利用してお聞きください。

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(21:07)は購入後に視聴できます。

「看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 2」のオーディオブックです。
テキストと一緒にご利用いただくと短時間で必須事項を覚えることが出来ます。
隙間時間を利用してお聞きください。

看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 6

看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 6

内部環境調節機能の障害1.下垂体機能低下症

下垂体ホルモンの分泌が病的に低下した状態で、通常は6種類の前葉ホルモン成長ホルモン(GH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)を中心に、複数のホルモンに分泌低下がみられるものを指す。
前葉ホルモンのうちの1種類のみの分泌が低下したものは、低下したホ

もっとみる
看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 5

看護師国家試験  疾病の成り立ちと基本的な病変 5

消化・吸収・代謝機能(肝臓・胆嚢・膵臓)の障害1.肝硬変

長期にわたる肝細胞壊死により線維化と実質細胞の再生が生じ、肝臓全体に結節が形成された状態で、残った肝細胞により肝機能が代償されている場合を代償性肝硬変、機能不全に陥ったものを非代償性肝硬変という。
C型肝炎ウイルスによるものが最も多く、次いでB型肝炎ウイルス性、アルコール性、などがあり、自覚的には無症状から易疲労感、性欲減退までさまざまで

もっとみる
看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 4

看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 4

免疫機能の障害1.膠原病

病変部位の結合組織の膠原線維に、粘液性膨化がみられるという共通の病理組織学的変化をもつ一群の全身性慢性炎症性疾患を膠原病という。
古典的には、リウマチ熱、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性進行性硬化症、結節性多発動脈炎、皮膚筋炎の6疾患を膠原病と呼んでいたが、現在では類縁疾患をも含め、より広義に膠原病とする。
全身の血管および結合組織にフィブリノイド

もっとみる
看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 3

看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 3

循環機能(心臓)の障害1.先天性心疾患

胎生期に心臓および大血管の分化・発育が障害されて生じた心臓および大血管の奇形をいい、遺伝性のもの、環境因子によるもの、両者の相互作用によるものなどが考えられているが、不明の場合も多い。
発生頻度は出生の約0.8%で、家系内に患者がいる場合はその2‐ 5倍発生率が高くなる。
先天性心疾患は、無チアノーゼ群(右心症、大動脈狭窄など)、遅発性チアノーゼ群(心室中

もっとみる
看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 2

看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 2

医療による健康被害1.薬害

医薬品の有害性に関する情報が有効に活用されず社会的に引き起こされる人為的な健康被害を薬害という。
サリドマイドによる奇形の発生、キノホルムによるスモン(SMON)の発症、血友病患者への非加熱血液製剤投与によるHIV感染(薬害エイズ)や汚染された硬膜移植に伴うクロイツフェルト・ヤコブ病、血液凝固製剤の投与によるC型肝炎(薬害肝炎)などがある。

2.輸血後肝炎

血液ま

もっとみる
看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 1

看護師国家試験 疾病の成り立ちと基本的な病変 1

基本的な病変1.萎縮

組織や臓器がその性状に異常を起こさずに、容積のみが小さくなることを萎縮といい、細胞の容積の減少である単純萎縮と、細胞数の減少である細胞性萎縮がある。
萎縮は原因別に、老人性萎縮、無為萎縮 (廃用萎縮)、圧迫萎縮、神経性萎縮などに分類される。
老人性萎縮は一種の生理的萎縮(退縮ともいわれる)であり、無為萎縮(廃用萎縮)は長期間臥床で両下肢が次第にやせ細ってくるような萎縮をいう

もっとみる