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持って生まれた声=本来の自分を思い出すために

先日の記事でちょこっと触れましたが、声はその人の魂そのものの表れです。

今、日常の暮らしの中で、他人と話す時につい声が小さくなってしまうとか、のどのあたりで引っかかって言いたいことが言えないとか、自分が話していてもあまりちゃんと聞いてもらえていない気がする…とか、そういう悩みを持っている方も多いんじゃないかと思います。逆に、声が大きすぎてうるさがられる、とかもね。

今回、声のことを書こうと思ったのですが、そういえば昔すでにブログに書いてました。

5年前(まじか!)の記事で、その頃にはハルシュの活動をスタートさせていたはずなんですが、そこからさまざまなアップデートを経て現在のバージョンになったんだなーと感慨深いです。(ひとりでしみじみ。)


ここからはわたし自身の話になりますが、ふだんの話し声はめちゃくちゃ省エネモードになってます。電話でたまに自分の声が返ってきたら苦笑いですよ。

小学生の頃は、自分の声が好きじゃなかった。高くてか細くてしょっちゅう聞き返されるし、友達に話しかけても周囲の音にまぎれて消えてしまい、気づいてもらえなかったり。

たまにはしゃぐとキンキンしてて耳につくらしく、うるさいと言われる。自分でも、ヒステリックに怒ってるときの母親の声に似ていて、大きい声を出すのがイヤだった。だから、低い声が出るように練習してました。

でも、その頃から歌うことや誰かの声真似をすることは好きでした。音楽の合唱の授業はとても楽しくて、歌ってる時だけは本来の自分らしくいられるような気がしていたし、声真似をしてる間はその人になったような気分で、話す内容もいかにもその人が言いそうなことが勝手に浮かんでくるので、おもしろかったんです。(これは今思えば文字通り“その人に入ってた”ようです。この件についてはまた別記で)


高校生の頃にはいろんな声を出せるようになり、友達とサークルを作ってマンガの読み合わせをしてました。どっかに発表したりするわけじゃなくて、録音して自分たちで聴くだけでしたが(今だったらうっかりネットにアップしてただろうと思うと、あの時代でよかった…)少女から子供、男性やお年寄り、動物のキャラクターや人外なども演じ分け、しかも基本的にノンストップ録音なのでモブを含めて自分ひとりで4~5人役を同時進行なんて場面もあって、それをやりきった時は充実感もひとしおでしたね。

その後は一旦就職したものの、そのサークル仲間の友人に誘われてとある舞台を観に行った際に、開演の瞬間にその空間の次元が変わったのを肌で感じて世界の色が塗り替えられるという衝撃すぎる体験をしたために、もはや元の現実世界に戻ることができずにすぐにオーディションを受けて会社を辞め、そして数年間を過ごしました。その舞台では、普通のセリフよりも音楽に乗せて言葉や単なる音としての声を発することが多かったのですが、3~40人の役者がそれぞれの声を一斉に合わせた時の無限の広がりと一体感、時間も空間も飛び越えて宇宙の深淵を垣間見るようなあの神秘的な感覚は、現在のわたしの礎となっています。


…思いがけず長くなってしまったので(いつもです)あと重要なポイントだけ。

舞台を降りてから少し経って、本屋さんでふと目に入った「声をめぐる冒険」という、ヴォイスヒーラー(故)渡邊満喜子さんのCDブックを手にして、幸運にもわりとすぐにワークショップに参加することができました。

後半にみんなで輪になって思い思いに声を出すというセッションの際、これまでに出したことがないような自分の声が発せられると同時に急激に涙があふれて止まらず、生まれてからずっと抱えてきたさまざまな感情がすべて吐き出されるかのように、号泣しながら発声を続けました。

セッション後は、何かから解放されたようなすがすがしさに包まれて心が穏やかに澄み渡り、身体も心もウソのように軽くなって、真のヒーリングとはこういうことだと強く感じ、こんな風に本当の声を取り戻す喜びをたくさんの人に体験してもらいたいと願うようになりました。いつか、渡邊さんには及ばないまでもヴォイスヒーリングの素晴らしさを伝えていきたい、と。

ただ、そこからさらに食養生や整体・キネシオロジー、波動療法や量子力学そして潜在意識を扱うヒプノセラピーなどにも首をつっこんできたおかげで、晴れてヴォイスワークショップを実現するまでにかなりの月日が経ってしまいました。まぁ必然でもありわたしの人生計画通りのはずなので問題ないんですけど、結構時間かかっちゃったなって感じです。


そんなこんなを経て、ようやくたどり着いたのがこの『ハミングバードプラネット』というワークショップなのです!(あ、ここからは最終的にただの宣伝になりますので、興味のない方はまた次回お会いできれば幸いです❤)

長々と語ってまいりましたあれやこれやをすべて統合して、満を持してお届けするイベントなので、少しずつこの音の波が広がっていけばいいなぁと願うばかり。自分の声に悩む人のみならず、日常に変化を求める人、新しい自分を発見したい人、そして歌が好きな人(ワークショップでは歌いませんが)にも気軽にご参加いただければありがたき幸せにございます!



お福分けのひとしずくをありがとうございます!この波紋を大きく広げていきたいと思います。