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『ゲンキジャパンを10倍楽しむ方法』第4回:"GENKI"の声を聴け

初めに

はい『ゲンキジャパンを10倍楽しむ方法』、第4回目の投稿になります。

早速ですが、ちょっと皆さん聞いて貰えます?少しは嫁と話すきっかけになればええなと思て、前回までの『ゲンキジャパンとは何か?』の三部作をドヤ顔で彼女に見してみたんです。そしたら嫁の不倫相手の大学生がnoteに書いてる寝取り日記の方がよっぽど面白いと鼻で笑われましたわ(笑)

ちなみに僕が渋谷でストナンに励んでるくだりはスルー。嫁に公認されたらされたで今後はナンパをする背徳感が減りますな。それは不倫を公認されてる彼女も感じてることかもしれません。

そういや明治通り(宮下パーク付近)でナンパしたスト値7くらいの女子にも筋肉食堂で読んでもろたんですけど、「文体がきしょい」とえらい不評でした……

さぁ、酷評にめげず今回もきしょい文体で書きまくりますー。

予告通り、第4回からはゲンキジャパン各メンバーの人物論になります。

史記に喩えるなら、『ゲンキジャパンとは何か?』三部作は"本紀"や"表"に相当し、4人の人物論は"列伝"に比する。なんて妄言を吐いたら、世界中の史記推し、司馬遷ファンの怒りを買い、地蔵は宮刑(去勢する刑罰)に処されちゃいますね(笑)

『史記』の著者 司馬遷

さて、まずはチームの顔であるゲンキから。

タイトルは『"GENKI"の声を聴け』にしましたが、ボツにした題名も甲乙つけ難かったので書いちゃいます。

『ゲンキの異常なコミュ力 または私は如何にしてナンパするのを止めて"GENKI"を愛するようになったか』

これで春樹ファンはニヤリ。キューブリック推しもニヤリ。両方ともファンだとニヤリがマシマシになれば(笑)

後、ここで大事な注釈を一つ。今回の投稿に限らず、筆者によるゲンキジャパンの記事全般に言えますが、"ゲンキ"と"GENKI"の違いについて。

"ゲンキ"はゲンキジャパンの演者、"GENKI"はそのゲンキ本人が提唱するナンパに代わる新しいコミュニケーションの概念を指します。

今回はこの"ゲンキ"についてと"GENKI"についての二本立ての構成になります。


"ゲンキ"について

まず"声"がとても良いですよね。まだ20代後半にも関わらず、深みのある落ち着いた声をしています。

自分は男女問わず声フェチなんですが、ゲンキジャパンは総じて声が良いですね。強いて順位をつけると1位ゲンキ、2位ジュンペー、3位ちゃんゆう、4位人間といったところでしょうか(3位と4位は僅差)。

ジュンペーはメインだと少し声が小さかったり、上ずったりしてますが、彼のラジオ『鯨の大爆発』ではリラックスしているせいか、非常に良き声をしています。

ちゃんさんは滑舌が良く(女性全般に言えますが)、元気があって嫌味が全くない素直なボイス。

人間は年齢の割に少し幼さが残るも上品な声質ですね。また良く通るバカでかい声が出せ(ひな壇向き?)、意外と声色も巧く操れます(声優向き?)。

僕にとって"声"は人の好き嫌いが決まる際の重要な要素でして、嫌いな声だと話してる内容を頭で理解する前に耳を塞ぎたくなります(笑)

例えば芸人の千原ジュニア。笑いの手練手管は折り紙付きなのでしょうが、彼の声質がホント嫌いで(笑)、どれだけ面白かったとしても長時間はまず聞けないっす。

もう一つ挙げると、『鯨の大爆発』でジュンペーが激賞していたSpotifyのポッドキャスト『奇奇怪怪』のナビゲーター2人(何者か良く知りません)。ジュンペーのレコメンドでラジオを聴いてみたのですが、この2人の声が揃って嫌いな声で(笑)、残念ながら内容の面白さに到達する前に挫折してしまいました…

事程左様に僕にとって"声"は大事で、もしBreakingDown6のオーディション動画で初めて聴いたゲンキの声が刺さらなかったら、ゲンキジャパンの動画を観てみようとは思わなかったです。日本一のナンパ師(自称)の声は刹那の攻防を繰り広げる路上の女子達だけでなく、スト値1.5のさえない路上のナンパ師(地蔵)にまで確かに届いた訳です。

ゲンキの声に言及した後は、彼の内面を深堀りしていきましょう。

「明るいは暗い、暗いは明るい」
「饒舌は無口、無口は饒舌」
「笑顔は怒り、怒りは笑顔」

演者としてのゲンキ評です。こう書くと、どうしてもマクベスの魔女を想起しちゃいますね。

“Fair is foul, and foul is fair.”
「きれいは汚い、汚いはきれい」

ってやつです。

ゲンキの場合は性格の二面性とは感じないんですよね。マクベスの魔女チックな両義的な性格に近いと推察します。部屋の照明が点いたり消えたりするような、分かりやすい"on/off"の切り分けでなく、常に明るさの中に暗さが潜み、饒舌の中に無口が隠れている。そして穏やかさの中に怒りが溶け込んでいる感じ。

「地蔵はわざと深遠で高尚ぶったキャラクター分析をしたいだけなんだろ!」という読者の温かい声には、「Yes」であり「No」でもあると両義的に回答しておきます(笑)

動画内で笑顔でナンパをする明るく饒舌なゲンキ。素っ気なく断られても笑顔。どれだけ無下に扱われても爽やか。そして動画内の彼は滅多に怒らない。

BreakingDown7のオーディションで朝倉未来チャンネルの吉田くんに挑発されても最後までキレなかった。BDという番組の性質上、煽りに応じて絶対にキレるべきところだったのにも関わらず。

あの場面では傍にいた新宿109のKENZOが何故かゲンキの代わりにキレて、吉田くんを私人逮捕、違った、吉田くんに応戦したくらいです。ゲンキの笑顔に最初は「なぜキレない?」と筆者は不甲斐なく思いましたが、その後も微笑を絶やさない彼が段々と怖くなってきました。そして漸くゲンキの笑みは怒りを昇華した笑顔なのだと理解しました。

抜群のメンタルコントロール?違う。完璧なるアンガーマネジメント?いや違う気がする。ゲンキはプライドが傷ついて怒っている。激しく苛ついてもいる。ただ我々の目にはどの角度から見やっても、ゲンキが涼やかに笑っているように見えるだけなのだ。

80年代に竹中直人の"笑いながら怒る人”を目にした年配の読者は、40年後の今、日本一のナンパ師による洗練された"怒りながら笑う人”を観ることができるだろう。

ああ、また太平洋を越えて声が聴こえる。今度はあの落ち着いた声が……

「地蔵さん。ゲンキです。妄想膨らまして好き勝手言ってますが、BreakingDownは吉田くんへの啖呵の切り方が分かんなかっただけっす。ナンパの時は断られて当然だからもう慣れっこで、いちいち怒ってらんないですよ。ナンパ以外のシーンで無口なのはその方がクールでカッコ良く見えるでしょ。ホントそれ以上の深い意味はないので、読者をあまりミスリードしないように。

後、俺が天才だってアピールが全然足らないですよ。山本昌のスクリューボールみたくトリッキーな解釈で悦に入るのは大概にして、俺が「Perfect!Perfect!!」と言いたくなるくらい、もっとゲンキの空前絶後のカッコ良さを書いといてください。それが地蔵さんの仕事。じゃ、ジュンペーとカジノ行くんでこの辺で。よろしく!」

地蔵のミスリードを諫め、ラスベガスの夜を満喫するゲンキ

ミニコーナー①

ところで読者の皆さんは、9月23日投稿のメイン動画『【夜事情】アメリカLAのクラブ街でナンパしたら規格外すぎた【ナンパ旅/ロサンゼルス編】』をもう観ました?ゲンキがクラブでLAガールとダンスできず、地蔵になってるレアな姿が見れますよー。"地蔵"はナンパできずにその場で立ち尽くすという意味のナンパ用語です。このnoteを始める前から、この世で一番ナンパ師が付けてはならない名前を自分が名乗っているのは自覚してました(笑)

せめてストナンをする時だけ"菩薩"に改名しようかとも思いましたが、これは同名の凄腕ナンパ師が既にいたので断念。ただ今回の動画を観て「あのゲンキが地蔵になる時があるのなら、地蔵がゲンキになれる日もいつか来るのでは」と強引に勇気を貰った次第です(笑)

ミニコーナー②

ここでまだゲンキのナンパを見たことがない読者の方に、彼が活躍するナンパ動画を二本ご紹介です。

一本目は2023年4月22日投稿動画『【検証】100人に「ホテル行こ?」って誘いまくればさすがにイケる説』

現時点で今年一番の再生回数を叩き出している動画ですね。タイトル通り、ゲンキが道行く女性にいきなり「ホテル行こ?」と誘いまくるいつもの無茶な企画です。通常のナンパより難易度が高い上に100人を誘うという質量兼ね備えた労作なので、まだの人は是非。

二本目は2022年9月24日投稿動画『【検証】悪質なナンパをされる女性を助けたら連絡先交換余裕説www』

これもタイトル通りですね。他のYouTuberもしている定番企画をゲンキジャパン流に料理したらどうなるのかが見もの。ゲンキはいつも通りのハイパフォーマンスですが、雑魚ナンパ師役の人間ちゃんも大活躍している地蔵お気に入りの動画です。

"GENKI"について

後年、ゲンキというナンパ師、恋愛系YouTuberを語る際、その功績として最初に挙がるのが、"GENKI"の提唱者になるのではないでしょうか。

"GENKI"とは本稿の初めに触れた通り、ゲンキが唱えるナンパに代わる新しい概念です。下に引用する約3年前の他チャンネル(あどあす)の動画(1分20秒過ぎ)でも語られていますが、"GENKI"はゲンキがYouTubeを始めるキッカケになっていますね。

福岡時代のゲンキがジュンペーを誘いゲンキジャパンができたので、ゲンキジャパンの結成につながる重要な理念ということにもなります。動画内のゲンキ曰く「日本ではナンパはあまり良いイメージではないが、ナンパをポップにフランクにやってる海外のYouTuberがいて、女性を笑わせたりしていたのを観てカッコいいと思ったのがYouTubeを始めたキッカケ」

これは確かに"GENKI"の萌芽を感じますね(笑)

筆者は大阪出身なのですが、大阪人は街にいる赤の他人に対して"GENKI"に近いコミュニケーションを取れる人間が多いです。ただ東京は違いますね。全国から人が集まるのも関係しているのか、防衛本能が強く、道行く他者に徹底して無関心であることが東京でサバイブする嗜みとすら感じるほどです。

他人の冷たさを東京で一番痛切に感じているのは路上のアナーキストこと人間でしょうが、彼に関しては東京人の対応が正解です(笑)

もちろん迷惑ナンパはいけないし、ゲンキのスマートナンパでさえ迷惑に感じてる人がいるかもしれません。ただ、たとえ一瞬でも血の通ったやり取りを他人として、殺伐とした路上に刹那の潤いを与えたいゲンキの心意気は買いたい。

ゲンキが"GENKI"を広めることでどれだけ冷たい日本社会をブレイクスルーできるのか、長い目で見守りたいと思います。

最後に筆者からゲンキと"GENKI"に二つ注文を付けさせてもらいます。一つはYouTube以外でも"GENKI"を行うこと。

"GENKI"を単なるYouTuberとしての"キャッチフレーズ”として終わらせて欲しくないですね。オフタイムこそ、"GENKI"を実践して欲しい。

そして二つ目は"GENKI"をナンパに限定しないこと。ナンパ時のかわいい女性に限った交際術に矮小化せず、老若男女を選ばない開かれたコミュニケーションとして広めて欲しいと思います。より万人に通用するフランクなコミュニケーション方法とすることで、"GENKI"の価値は高まり、ひいてはゲンキの声望も高まるのではないでしょうか。

それでは地蔵流 "列伝"、ゲンキの回は以上となります。
いかがでしたでしょうか?

次回二人目は、ハイスペックYouTuberの道をひた走るちゃんゆうですね。遅筆なので次の投稿は1週間から10日後になると思いますが、楽しみにお待ちください!

※注意:著作権者(有縁地蔵)からの許可無く、掲載内容の一部およびすべてを複製、転載または配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。

【メインチャンネル】

チャンネル登録者数 45.3万人 (2024年4月24日現在)

【サブチャンネル】

チャンネル登録者数 4.41万人 (2024年4月24日現在)

【ラジオ 鯨の大爆発 (ジュンペー出演) 】

毎週水曜日20時頃の週1回配信。


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