vol.20
1週間経つのは本当に早いね…笑
今日は 、まず、この作品から!
2020年 制作の【Fukuoka City】
色彩の鮮やかさをテーマに描いていた頃の作品で、とにかく明るく、そして色を力強く!という思いで制作していました。
ある年代の人達からは、福岡市は、"日本のリバプール"と呼ばれる事もあったそうです。(数年前には、本場の英国 ガーディアン紙でも紹介されたようで)
なので、外国の都市に負けないように格好良く描きたいと思い制作したのを覚えています。
さて、ここ最近は本腰を入れて人物画(肖像画)を描き始めようかと思い始めていますが…
写実的な人物画を描く人たちは、売れてる絵描きや無名の絵描き、趣味で描いている老人とかも含めて、数多くいます。(有名な所で言うと、中島健太さんとか、三重野慶さんとか、今井喬裕さんとかね。)
もっと遡れば、岡田三郎助とかも居るわけで…
ただ単に写実的に人物を描けば良いという物でも無いんだろうなと思ってるわけです。
僕が彼らのような水準で描いたとしても、「物真似」のようになる気がして、自分自身で納得がいかないはず。
他の人には無いものを目指さなければいけない。(これを、唯一無二といいますね。)
そうは言っても、これまでの自分の活動から大きく変化する事はないだろうなぁ、とも感じていて…。
なぜならば、僕と同じような活動をしている人物を見たこともないし、会ったこともない。
当然、参考になるモデルケースもないから 全て手探りです。(これが、なかなか辛い…笑)
時にイラストを描いたり、ギャグ漫画(コメディ)を書いたり、ある時は絵画作品を描いたりと、傍から見れば節操がないとか、統一感がないと思われるかもしれないけど
自分にとっては、どれ一つ欠かす事はできない重要なものです。 (ジャンルによって、表現できる内容が別なので)
当然、色々なことに手を出すリスクがあるのは百も承知でね。
創作というのは、一つのモチーフで作り続けたりとか、決まった作風で続けるほうが覚えてもらいやすかったり、記憶に残るそうなんですよ。
『この人は花の画家だ!』とか『この人は海ばかり描いてる人!』とかね。
"イメージの確立"ですよね。
これは、歴史に残る人々は同じような事を口を揃えて言ってるもんね。
能の役者、世阿弥は
『一流になりたければ、他の事はしようとせず、ただ一つの事に集中すべし』というような事を
【風姿花伝】の中に書いたし、
幕末志士、福井藩の橋本左内は『他の人がやっている物を羨んで、自分も影響されて、あれやこれやとやってみたくなるが、これは上達を遠ざけるもの』と書いた。(【啓発録】だったか…)
また、渡部昇一さんはこのように書いていた。
『若い時から色々なことをやると、散漫になって、中途半端になる。 複数の分野で活躍している人は、30代までに1つの仕事でそれなりの成功を収めた人だ』と。
他にも同じような話をしている人は沢山いるから、これは一つの真理なんだろうと思う。
ビジネスの話でも、一つのことに絞ると効率が良くなると聞くしね。
分かってるのに、僕が何故そうしないのか?
かつて、プロ野球選手の落合博満さんが三冠王を獲った時に 『三兎を追って、三兎を得る』という言葉を残した事があったそうだけど、まさにそういう心境です。笑
イラストもギャグ漫画も絵画作品も、良い物を作りたい!
喜んでもらえるもの、楽しんでもらえるものを生み出したい!
という意識が強かったから、手を拡げて行ってしまった…。
(小説で表現したい事もあって、今年から幾つかの文学賞に応募してみたんだけど、
思い返すと、急いで書いて応募してしまった、質の悪いものだったから 今後はきちんと取材してから書きたい。 という事で、色々とアイディアを寝かせています。 そのうち、きちんと形にします。 応援してもらえると励みになります。笑)
今日の記事はここまでです。
寒くなったので、暖かくしてお過ごしください。
では、また来週!
〈作品〉
【心理テスト(あるある)】
Instagramで若い人達に評判が良かったネタ。
Instagramでのリール動画としての再生数が6000回を超えて、これ以降 それを上回るネタがない…笑