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中学受験と仕事の共通点

娘さんが中学受験するので休みの日に勉強を手伝っている。自分も中学受験はしているのでなんとなく思い出しつつ算数を中心に教えている。
算数を教えていたら中学受験で学ぶことはそのまま仕事でも役に立つようなスキルを学ぶのだなと感じた。

そう思ったきっかけを紹介します。

娘さんが算数の文章題を解いていたが間違っていた。計算式をみるといきなり問題を解こうとしている。いきなり解こうとしているのでアプローチが間違っている。当然ながらたどり着く答えも間違える。場合によってはどうアプローチしていいかも浮かばない場合があった。

そこで娘さんにはまずは文章題で定義していることを式に直してみる練習をしてもらった。

箱の中にリンゴとバナナが入っています。リンゴとバナナは合わせて20個あります。リンゴはバナナの3倍の個数があります。バナナは何個ですか?

かなり簡単にした例題です

いきなり解こうとすると20÷3=????みたいなことが起きたりする。文章にある数字だけで解こうとすると当然ながら解けない。

まずは現状を数式で表してみる。

① リンゴ + バナナ = 20
② リンゴ = バナナ×3

問題文を式にすると上記の2つの式がでてくる。ここまで書けば答えはすぐ出る。①に②を代入するだけなので

バナナ×3 + バナナ = 20
バナナ×4 = 20
バナナ = 5個
リンゴ = 5×3 = 15個

と答えはでてくる。

つまり現状を正しく把握しないと問には答えられない。逆を言うと問に答えるためには現状を正しく把握することが重要。

これは仕事でも同じことが言える。現状と理想のギャップが問題になる。問題を正しく理解するためには現状と理想の2つを正しく理解していないといけない。

現状を客観的に正しく把握することで問題は解決しやすくなる。主観や間違えた数字をもとに現状把握すると適切な解にはたどり着かない。まずは現状を正しく把握することが重要。就活の自己分析が重要なのもちょっと似てる。

仕事の問題解決と算数の文章題は同じ手法で解いていく。問題の内容が違うだけでアプローチの仕方は一緒。現状を把握し理想とのギャップを明確にして解いていく。

算数で覚える公式=仕事で使うフレームワーク

算数は公式を使って解く。
仕事はフレームワークを使って解く。

ロジカルシンキングを学ぶには中学受験の算数が良い練習になるんだなと思った。

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