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なぜ部下は、思った通りに行動してくれないのか?

仕事を任せたのに期待した成果をあげてきてくれない。
同じような条件のはずなのに、なぜか部下の成果にバラつきがある。
説明したはずなのに、どうして違うことをしてくるのか?

と部下が思ったように動いてくれないことは多々ある。
残念ながら、それが普通なんです。だいたいは思ったように動いてくれない。

どうして思った通りに動いてくれないかというと、部下に課題があるからです。

このnoteでは思った通りに動いてくれない部下が思った通りに動いてくれるようになる方法を記載しました。少しでも参考にしてもらい仕事の成果につなげてもらえると幸いです。

どうして上司になれたのか?

そもそも、自分(あなた)がどうして上司になれたかというと、単純に仕事ができたからです。仕事で成果を出した結果として役職が上がったはずです。

仕事ができた理由は「抽象度が高い指示を理解できた」から。

抽象度2

上司からの指示や会社から求められていることは抽象度が高いことが多い。その抽象度の高い指示を自分なりに解釈することができないと成果が出にくい。
指示の内容をきちんと理解できていないと間違った行動や結果を出してしまい会社から評価されない。

・受注につながらないアポばかりとる
・提案してもお客様からOKがもらえない
・作業のリテイクが多い
・作業の着手が遅い(納期が遅れる)

などは抽象度が高い指示を理解できないときに多く発生します。

抽象度1

管理職まで特に上司のフォローなく上がっていった人は上記の①になります(たぶん今これ読んでる人の多くは①)。成果が出せてない部下は②になります。

つまり「抽象度の高い指示を理解できるか・できないか」が差をわけます。

部下に成果を出してもらうには
1.抽象度が高い指示を理解できるようになってもらう
2.理解できるまで抽象度を下げて指示をする

の2つを実施すればいい。

抽象度が高い指示を理解できるようにする

これが簡単にできたらみんな困ることはないと思います。
抽象度が高い指示を理解するためには思考力が必要になります。

思考力はすぐに身につくものではないので、長期的に(段階的に)訓練して身につけていってもらうしかない。身につくスピードも人によって、だいぶ差が出てくる。

つまり抽象度高い指示を理解してもらうには時間がだいぶかかります。すぐに変化が起きません。

基本的に仕事はすぐに結果をだしていかないといけない。結果を出し続けることが大事。ということで、短期的に結果をだすには

2.理解できるまで抽象度を下げて指示をする

をするしかない。

理解できるまで抽象度を下げて指示をする

抽象度を下げるためには5W2Hを含めて指示する。

Who(だれが)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
How much(いくら)

をできるだけ含めた状態で指示しないといけない。そして場合によっては順番も気をつけて指示しないといけない。

例)明後日にお客様のところへ訪問して提案する

【よくある指示】
明後日のお客様の提案資料を用意しておいて

【抽象度を下げた指示】
明後日のお客様の提案資料を事前に確認しておきたいから、明日の12時までに印刷せずにパワーポイントのデータの状態でいいから、チャットで提出して。
今回はお客様側で商品の検討してもらうところまで必要だから見積りも用意してね。商材ごとに●個と○個以上のパターンの2つずつほしい。もし見積り間に合わなそうだったら提案だけでもいいから明日の12時までに用意しておいて。

Who(だれが) → あなたが
When(いつ) → 今から明日の12時まで
Where(どこで) → 会社で
What(なにを) → 提案および見積のパワポデータ
Why(なぜ) → 事前に確認するために、担当者に検討してもらうために
How(どのように) → チャットで
How much(いくら) → 見積が間に合えば

正直かなり面倒です。ここまで具体的に指示を言わなくてもわかってよと思いますが、残念ながらわからないのが普通です。

抽象度が高い指示を理解できる人は、自分が指示をだすときに抽象度が高い指示をしがち。

その結果、抽象度が高い指示を理解できない人が間違えた行動をしてしまう。

抽象度4

もし抽象度が高い指示を理解できていたら、その人はおそらく自分の部下ではなく、同じような役職くらいの位置にいるはずです。その位置にいないから部下は部下なのです。

自分は動けた指示では抽象度が高く、理解できないため動けないから部下の位置にいる。つまり相手に合わせた指示の内容に変えないといけない。インプットは抽象度高く、アウトプットは抽象度低くできるようになることが大切。

抽象度3

まずは具体的な指示をして短期的な成果を出してもらいながら、少しずつ抽象度を上げて部下の理解力を伸ばしていく。短期的成果と長期的成果の両方を出していくことが重要だと思います。


追記)下記の記事を先に書いてた。書いている途中で逆目線でも考えてみたらこの投稿が先になってしまった。



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