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【第39回】人に期待しないのは、自分が傷つくのを避けるためです。

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みなさんお疲れ様です!
植木学です。

まなぶRADIO。

今日第39回のテーマは、

「人に期待しないのは、自分が傷つくのを避けるためです。」


1. 全人類が、人に期待して産まれる。


全人類が、人に期待して産まれます。

母親、もしくは母親に代わる人に期待して、赤子である自分の全ての身を委ねる

そして、いろんな人の協力を得ながら、育っていくと思います。

でも、その生まれてから成長していくどこかの過程で、
人に期待しなくなる自分も生まれてくる。

それはなぜか?

自分が傷つくのを避けるためです。

2. 人に期待しないのは、自分が傷つくのを避けるため。


人に期待しない感情は、自分が傷つくのを避けるために使う感情です。

人を信じて、期待していて、
でもそれを裏切られたと感じたとき。

とても喪失感を感じるはずです。
そして悲しくなる。
しんどくなる。

それがしんどかった人ほど、
その突然のショックをもう味わいたくない。

だから、期待するのをやめて、期待しなくなるんです。

そしたら、「裏切られる」ことは事実としてなくなるから。

でも、「人に期待しない」という方法には盲点があります。

3. 自分が傷つくことから離れることはできていない。


それは、人に期待しない選択肢をとった時点で、

無意識に「自分が傷つく」前提に立っているということ。

「自分が傷つく」かもしれないから、「人に期待しない」んです。

つまり、「人に期待しなかった」としても、「自分が傷つく」可能性を感じているんです。

だから、「人に期待しない」選択肢をとったとしても、
自分が傷つくかもしれないという考えから逃れることはできていません。

これ、すごく大事な考え方です。

人に期待しなかったとしても、
自分が傷つくかもしれないという考えからは離れることはできていない。

自分が傷つきたくない、裏切られたくないから、人に期待しなかったはずなのに。

すごく厳しい表現になりますが、

「人に期待しない」のは、
「傷つけられた自分の過去を引きずっている」

という表明にもなっています。

つまり、前に踏み出せていない。
ずっとどこかで、引きずっているのが伝わります。

たとえば、あなたが奥さんで旦那さんと小さなお子さんがいるとします。

旦那さんは、週末自分の趣味で一人で遊びに行ってしまいます。

一応あなたに断りはいれてくれて、それをあなたは受け入れました。

でもそれが毎週続いて、ずっとあなたは小さなお子さんの面倒を見なければならない。

このとき、どう感じますか?

「私ばかりに負担がいっていることに気がついていないのかしら」

「ずっと我慢しているけど、もう限界だわ」

「あっちの言い分はわかるけど、でも私もしんどいのよ」

そう感じる人は多いのかなと思います。

そして、話し合ってもそれが止まらなくて、最終的には、

「もうあの人には期待しない」

そう思ってしまうことも多いのかなと思います。

でも、さっきの話につなげると、

期待しなくなった時点で、自分は「裏切られた過去から離れることができなくなります。」

それは、自分にずっと暗い影を持つということでもあります。

4. 頑張って人に期待しても、空回り。


そしてそんな人の中には、その暗い影を持っている自分に気がついて、
「人に期待する」ことを頑張ります。

人に期待して人に気がついてもらいたいと考える人も多いです。
いろいろ介入したくなる
んですね。(僕もそうです)

でも、人はなかなか変わってくれないもの。

そこでうまくいかなかった経験がある人も多いかもしれません。

それでは、人に期待しない自分だったり、
そこから人に期待しようとして空回りしてしまう人は、
どうしたらいいのか?

今日は長くなってしまったので、これは明日お話させていただけたらなと思います。

5. 僕も「裏切られた」感覚を知っています。


実は僕も、長らく人に期待していませんでした。

そのきっかけもしっかりと記憶に残っています。

小さい頃、両親と一緒にお風呂に入るのが好きだったんですね。

で、いつものごとく両親に「一緒にお風呂に入ろ〜!」って言ってたんですけど、
二人とも忙しくて「あとで入るから先に入ってて」と言われて先にお風呂に入ってたんですね。

でもなかなか来なくて、のぼせちゃうから先に出ちゃうということが何日も続いたんですね。

その何日も続いていることに気がついてしまったとき、
突然、僕の中に「裏切られた」という気持ちが芽生えたんです。

すごい悲しかったんです。
毎日毎日、「あとで入るから」と言っておきながら、入ってくれなかった。

「嘘をつかれた」と思いました。

今もその感情を簡単に思い出せます。

それから、僕は両親に期待しなくなりました。

でも、期待しなくなったことで、
僕は過去に囚われることになりました。

そして、お付き合いするなど親しい関係の人ほど、
約束を守らない人に「裏切られた」という気持ちを感じることがとても多かったんです。

後から振り返ると、あれはお風呂での出来事がきっかけだったなとつながりました。

で、こういったことで悩んできて、ようやく学ぶことができたんですね。

どうすれば過去に囚われない生き方ができるのか?

明日はそれを一緒に考えていけたらと思います。

お付き合いくださりありがとうございました!
お便りはXのフォームよりお送りください。

それでは、また明日!

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