中学のころから違和感があった。

「植木の文章は、小説みたいやな。」

小論文を読み終え、数秒の空白に重みがつく。

多分、褒め言葉ではなかった。

でも先生は、ずっと遠く、会ったこともない人に、何かを伝えたかったのかもしれない。

「先生。

今の僕には何と言ってくれますか。」
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